「青の光の玉」

13:00

「ユーカどうしたのそんなに難しい顔して?」

ユーカと呼ばれる少女が答える。

「目玉の数最近増えてるよね?レミーはどう思う?」

レミーとは青い小さな女の子の水の精霊だ。

「確かに数は増えてるね。1つ目ばかりだけどね。」

「それ!何で1つ目ばかりなんだろう?最初の頃は3つ目とかも出てきてたのにな~?」

レミーが答える。

「1つ目同士が合体するとか?1つ目が多く出る時は何かしら理由があって3つ目が出てこれないとか?」

ユーカが悩ましげな顔で言う。

「何かの理由って何だろう?でも、間違いなく何かあるよね!」

そんな話をしてる時だった。

フィウが現れ例の話を伝えに来た。

話を聞いたユーカとレミーは驚きはしたが素直に受け入れた。

「今話せる所までいいよ。聞いても話せないんだから答えないでしょ?」

「ホントにごめんね...」

そう言うとフィウはどこかに行ってしまった

「ユーカが素直に引き下がるとはね~。」

「何よ!本当は聞きたかったけどフィウがあまりにも普通じゃ無かったから仕方ないじゃない!」

ユーカが頬を膨らませ怒った顔してみせる。

その時だった!レミーが大声を張り上げる!

「ユーカ!目玉だ!」

「こんな真っ昼間から!?距離は?」

レミーが目玉との距離を確認するように目を閉じる。

.........

「ここから3㎞程の距離で1体だよ!」

「なんだ~1体ぐらいなら楽勝じゃん♪」

レミーが怖い顔して言う。

「いままでの何倍も大きい!1つ目なんてレベルじゃ無いよ...3つ目レベルじゃ済まないかもしれない...」

「そんな......でも行かなきゃ!レミー行こう!」

「ユーカ...危険だよ...今回ばかりはタダじゃ済まないかもしれない...」

ユーカが冷静に真っ直ぐレミーを見つめて言う。

「私がやらなきゃ町が壊されるじゃん!危なくなったら...その時は...逃げよう!」

「ユーカ......」

レミーは覚悟を決めたユーカを見て言葉を詰まらせたが、

「良し!分かったよユーカ!行こう!」

レミーも覚悟決めた。

そして二人は部屋を飛び出していった。







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