「決着」

化け物が怯んでいる今がチャンスだ!

真ん中の目をめがけて渾身の木のドリルパンチを繰り出した。

しかしその攻撃は自由になった化け物の左手によって弾かれてしまった…

「マジかよっ!」

弾かれた衝撃で身体が吹き飛ばされる!

足を木に変え何とかこらえる。

「弱点は目じゃぞい!」

そんなもん見りゃ分かるっての!

他の木じゃないイメージは出来るのか?


やってみるか...他のイメージ...

手を竹にするイメージ!

.........


バキバキッ!バサバサ!

右手は広範囲に竹林に姿を変えた!

「出来た!植物なら何でも変えれるのか?」

(フォッフォッフォッ!戦いながら成長しよるな。しかし三つ目を倒せるかの?)


「一気に行くしかない!次で決める!」

そう言うと両手を前に出し両手を巨大な竹林に変えた。

三つ目の視界を奪った!

竹林の中を全力で走り竹林の場所を変えたり色々な方法で視界を奪い続ける!

三つ目の姿が見えたここで決める!

一気に竹林を解除し右手を巨木の杭型に左手をハンマー型に変化させ真ん中の目に打ち付ける!

化け物は反応出来なかった為にまともに真ん中の目を貫いた!

「良し!決まった!」

グワーーーーーーーーーーーーッ!!!

大きな奇声をあげ崩れ落ちた。しかし!

「まだ終わっとらんぞ!」

その時自由になっている左手が襲ってきた!

足で竹林を作り何とか耐える。

その間ひたすら杭を打ち続ける!

すると何か玉のような物に杭がぶつかった!

「これが弱点?...打つ!打つ!打つ!!!」

渾身の力で思いっ切り打ち込んだその時...

パーーーーーーーーーーーーンッ!!!

三つ目の玉が砕け散った!

砕け散った瞬間三つ目の動きが完全に停止した。

「やったなボウズ!初じめての戦いで三つ目を倒すとわな!」

何とかなった...ただ、身体が重い...力が入らない...

...............その後の事はほとんど覚えていない。


決着。







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