第31話 街歩きと果実酒作り2
翌日また家に来ると最初に家の中に魔道具を設置して歩いた。
お風呂場には備え付けの水が出る魔道具が設置されている。
魔石だけ無かったので買った物を投入する。これで使えるようになった。
蛇口を捻り確認した。
脱衣所に洗濯機は置かない。洗浄の魔道具で綺麗になるんだもん。
流し台に魔石を入れる。これでここの魔道具も使えるようになった。
備え付けの棚にはドライヤーっぽい魔道具を入れる。元の世界から持ってきたタオルとかも入れる。お風呂場の出入り口にはバスマットも引いた。
続いてキッチン。家電を色々買い込んだので設置していく。ミキサーや電子レンジっぽいやつ。一応冷蔵庫っぽいのも買った。アイテムボックスに入れても冷やす事はできないので。
魔道コンロには魔石を入れる。渡り人が作ったのか炊飯器なんてのもあった。
こうやって家の中に魔道具を設置していき昨日の作業の続きに取り掛かる。
まず果物を入れた保存瓶を時間超過の魔道具へ入れてみると一列ぴったり収まった。
後はその上に横に置けばまだ数個入るかな?という感じだ。
後6個くらい?
ならば残りは単品じゃ無く果物を混ぜてみよう。
一つは全部混ぜ。
メロンといちご、りんごと柚子、スイカと梨と桃とレモン、葡萄と梅、蜜柑とパイナップル。
蓋をしっかり閉めて横にして置いていった。
時間経過の魔道具の蓋を閉める。
さてどれくらい時間を経過しようかな?一か月30000でしょ?今の魔力残高は9,880,450。
大体飲み頃は三か月過ぎてからだから…三か月経過させちゃおう!
必要な魔力を込めスイッチを押した。ランプが点灯し色が消える。
魔道具の蓋を開けた。
「すごい…!!」
先程まで透明だった焼酎には果物の色が移り、一緒に入れてた氷砂糖は綺麗に溶けていた。
綺麗だな。保存瓶を取り出して床に並べる。グラデーション掛かった色とりどりの瓶はとても綺麗だ。
その中で梅酒の瓶の蓋を開ける。ふわりと梅酒の香りが漂ってくる。アイテムボックスからお玉を取り出し少し掬って味見してみる。
あ!梅酒の味になってる。グイッと残りを煽り蓋を閉めた。
お玉を洗浄しアイテムボックスに仕舞う。
こうなるとこっちの果物でも果実酒作りたい。
青果店で購入した果物も何個かあるけど時間経過の魔道具で18個作れるなら箱の内容量ギリギリまで作りたい。
でないと魔力が勿体無い。
森で採取出来る果物も有りそうだしちょっと冒険者ギルドに行って採取依頼出してみようかな?
果実酒をアイテムボックスに仕舞い冒険者ギルドへ行くことにした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます