第30話 街歩きと果実酒作り1
翌日
今日は昨日のリベンジだ!!
昨日購入したブレスレットを身につけて宿を出る。
商業ギルドでまたしても買取をしてもらい家具の買い出しだ。
今日買い取って貰ったのは調味料の類。勿論個室でだ。シーズニングがいいお値段で売れた。
ギルドから出る時に他には何を持ってるのか並んでいる人に聞かれたが曖昧に言葉を濁しているうちに商業ギルドに居た警備の人に連れて行かれてた。
異世界howto本の地図に書かれていた家具屋さんへ行く。
地図で書かれていた場所は家具屋通りだった。
お店が何軒かあり順番に回ってみる。
元の世界の家具専門店みたいな巨大なお店はなかった。
でもこれはこれで楽しい。
それぞれの店でアンティーク調の物やカントリー風等何故か元の世界の北欧風や和風の家具なんかもあった。
品物は現品展示では無くミニチュアを展示し注文後に家具を作成するみたいだ。場所取るもんね。
お陰で種類が沢山あって迷うくらいだった。
早めに出来る物、特急料金も支払って一ヶ月以内に完成出来るものを指定し好みのものを選んでいく。
異世界howto本に書かれているだけあって元の世界に似たものもそれなりの数あった。
ベッドにマットレス、毛布、サイドテーブル等満足いくまで購入する事が出来た。
カーテンとか消耗品は追々買っていこう。手持ちにも元の世界から持ってきた物もあるし。
家で作業できるように現品在庫のある作業机と椅子一脚だけ持ち帰ることにした。
途中で青果店に寄り果物を買う。宿に帰る前に契約した家に行くことにした。
時刻はお昼過ぎ
通りで魔獣肉の串焼きいかがと言われ一本お試しで買ったら美味しかった。
お肉が柔らかく塩が効いてて美味しい。
追加で5本買ってアイテムバックに仕舞い込んだ。
家に着くと門のセキュリティを解除して家に入る。
ここに来るのは一昨日振りだ。
備え付けの室内灯のスイッチを押す。
家の中はガランとしている。
アイテムボックスからスリッパを出し履き替えると2回に上がる。
時間経過の棚がある部屋の中に入る。
この棚は備え付けの為取り外せなくなったらしく、また高額すぎて買いてもつかなかった為ここに置かれたままらしい。
内容量は200Lお風呂くらいの大きさだ。一日経過させるのに魔力が1000必要とのこと。
棚…と言うよりチェストだな。
昨日春子さんが使ってた小型のものは一日経過させるのに10とのこと。勿論昨日購入した。中型のも購入した。相良さんに乗せられた。要らなかったよね。
不思議だよね。昨日購入した時は必要だと思ったんだから。
考えが逸れたけど棚の前に作業机と椅子を出す。
机の横にはゴミ箱を置く。
椅子の上にクッションを置きその上に腰を下ろす。
さてお酒作りをしよう!
以前梅酒作りに使用した4Lの保存瓶をアイテムボックスから出す。
これだけだと効率が悪いので魔法で追加で保存瓶を出すことにした。
………これ何個入るんだろう?200Lだから単純に4Lで割ったら50個?いやどう見ても無理でしょ。
とりあえず20個くらいで様子見してみようかな。
一個当たり魔力は800、合計で16000か。
そうして出すと次は氷砂糖と焼酎、お酒は容器の半分以下だから一つにつき2L、果物はお酒の50%くらいだから1kg、氷砂糖はさらにその半分だから500gくらいかな?
とりあえず梅でしょう?後はりんごと梨、蜜柑や桃檸檬、柚子に葡萄にパイナップル、苺とーメロンとスイカ?これって作れるんだっけ?まあいいややってみよう。
魔法を使い氷砂糖10kgと焼酎40L、そして果物を出した。
アイテムボックスから計りと洗浄の魔道具とボール、竹串、包丁やまな板を出し机に上に置いた。
まずは梅から。
野営向けの洗浄の魔道具を使い範囲内の洗浄をする。水を使わないので拭き取る作業がいらないとても便利だ。
道具用の魔道具を買った後にこの魔道具を勧められて購入した。
道具用の魔道具要らなかったんじゃ無いかなと思ったけど消費魔力が違うそうなので必要必要と無理やり納得した品物だ。
これで半径1m以内の物は綺麗になった。
梅の重さを計り、必要量の梅のヘタを竹串で取る作業に取り掛かる。
黙々と作業をしヘタを取り終えると保存瓶に詰めていく。
梅を入れ氷砂糖を入れと交互に詰め、最後に焼酎を注ぐ。
注ぎ終えると蓋をし時間経過の魔道具へ入れた。
残った梅は邪魔になるのでとりあえずアイテムボックスに収納しておく。
次はりんご。
まな板の上に置き半分に切り芯を取り適当な大きさに切る。
切った物をボールに入れて重さを測っていく。
何個か作業をし必要量に達したので保存瓶に氷砂糖と交互に入れ焼酎を満たす。
残ったりんごはアイテムボックスに仕舞う。
この要領で残りの果物も保存瓶に詰めていった。
出来たのは梅、りんご、梨、蜜柑、桃、檸檬、柚子、葡萄、パイナップル、苺、メロン、スイカの12種類。
外も日が暮れ始め良い時間になったので今日の作業は一旦終わりにし宿に戻った。
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