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コメント失礼いたします。
はじめてのSFということですが、長編にしてもいいような、中身のいっぱい詰まった短編でした。
生と死にかんする物語でしたが、そういうのって、倫理の問題でもありますから、難しくて理屈くさくなりがちです。でも、この作品は、難かすぎず、理屈くさすぎることもなかったです。
展開のスピードもさくさくと早いですが、読者を置いてけぼりにしないスピードなので、一気かつ退屈せずに読めました。複雑な話をわかりやすく綴った、巧みなSF短編だったと思います。
しかし、ジルを何度も殺しているロジオンはどんな気分なんでしょうね。ロジオンの気持ちを考えると複雑です。
作者からの返信
もったいないコメントありがとうございます!
もったいなすぎて震えてます。
詰め込みすぎ感が半端なくて、結末広げてしまいました汗
ロジオンの気持ちは深彫すると、ものすごく切なくなるような気がします。
ジルも……お互いどんな気持ちでいるんだろうと、気になっているところです。
気持ちが掘り下げられなかったのが、もしかすると反省点かもしれません。
拝読、とても考えさせられるお話でした!
アメリカでは、実際に脳を電子化するサービスが、もうあるそうですね。
脳を摘出(この時点で殺人罪が成立)、保存液に浸けてネットワーク端子をぶっ刺す、というトンデモ理論らしいですが……。
それはそれとして、ジルさんの、怖いけど人間味のある病みっぷりが素敵でした!
この先もロジオンさんに、プレッシャーかけ続けて欲しいですw
作者からの返信
読んでいただいた上にコメントありがとうございました!
アメリカ……恐ろしい!
そんなサービスがあるのですね。。。
思いつくことは同じなのか笑
話のアイデアの取っ掛かりが、ジルなので、彼女は魅力的だと思います
旦那さんの設定も考えてはいたのですが、出せずじまいでした
ごきげんよう、完結おめでとうございます。
永遠の生は永遠の死に等しいと言う言葉は衝撃的だけれど、本当にそうかもしれないと考えさせられますね。
生と死に境界がない世界は、人類の歩んできた長い歴史で積み上げたてきた価値観を一挙に無にしてしまうことを考えると、やっぱりこの物語世界は一種のディストピアなのだろうな、と思います。
衝撃的な事件を経て、社会への反逆を決心した主人公は、初めて「生きていく」ことに気付いたともいえるのでしょうね。
背筋が寒くなるような、けれどそんな世界でも「人として生きていく」ことを選んだ人々がいることが語られたことは、とても素敵なことだなと思いました。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
素敵にまとめていただいて、ムッチャ感動しています
物語を書いてよかったと思いました。
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました
考えさせられる話ですね。
脳をバックアップして移植しても、本来の自分はふつうに死を迎えると思うんですよね。
ただコピーが生き続けているだけに過ぎない。
それが幸せとはちょっと思えない状況ですもんね。
ただ、現状一番再現できそうな技術ではある。
そして、子供を必要としない世界になりそうですね。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
読んでいただけると思わなかったので恐縮です。
そうそう、そうだと思います。
実現できそうな感じも確か狙っていたと思います。
SFが苦手なので敢えて書いた作品なんで、身近な話題から取った記憶があります。
コピーを殺し続けるんです、ロジオンは。なんか、こう、そこが永遠に切ない感じだったと思います。