〈陽菜乃視点〉







サトル「どーです!

  もうウジ男とは呼ばせませんから!笑」






「可愛いね?バイト先の子?」






コウ「新しく入ってきた子ですよ

  別に悟の彼女じゃないですから!

  ただの指導係と新人ですよ!笑」







悟君から可愛い女の子と二人で写っている

写真を見せてもらい皆んなで笑っていると

友樹君が外から戻って来て手にはケーキ箱が握られていた






シュン「あぁー!陽兎のケーキか!笑」






「ケーキ?誕生日の??」






シュン「本人いないけど皆んなで0時過ぎたら

  乾杯して祝おうかってふざけて話してたんですよ」





コウ「陽兎はいなくてもネーさんいるし!笑」






サトル「陽兎のケーキで7月のネーさんの

    誕生日お祝いしようよ?笑」






シュン「いい考えだな!…ロウソク足りるかな?笑」






「チョット!笑 ロウソクの数くらい

  目つぶりなさいよね!草食君!!笑」







俊君の肩を叩いて文句を言っていると

友樹君が「ネーさん用で準備しますね?笑」と

笑いながらマスターとキッチンに入って行き






「ブルーまでそんな事言うの!?笑」





コウ「ネーさん、ブルーも所詮はレッドの仲間ですから!笑」







( ・・・・来て良かった… )






来ようかどうしようか悩んだけど…

皆んなと笑っているこの時間は

ウサギの事を考える時も少ないし

家で一人でビールを飲むよりもずっと良かった…


 




時計に目をやり

あと10分位で12時になるなと思いながら

ウサギと初めて会ったのが

今位の時間だった事を思い出した…






( まさか付き合ってるなんてね… )






最近ずっと感じている事を考えていると

直ぐ後ろにある扉が開いて

今まさに考えていたウサギが息をあげて立っていた…







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