5月28日(火)

〈陽菜乃視点〉








「・・・・んッ… 」





首筋に何か感じて目を開けると

自分の胸元にウサギの頭があり

何をしているのかも分かり

「ちょっと!」とウサギの頭を叩くと…





ハルト「・・・・・・」





「はーちゃん!」





ハルト「今はハルがいい」






ウサギがまたキスマークをつけているんだと分かり

1日、1日暑くなっていくこの季節に

胸元の隠れる服を着回すのも大変で

やめるように言うがウサギは全然言う事をきかない






ハルト「今日は記念日だから…いいでしょ!」





「先週もつけてたじゃない!」





ハルト「・・・・今日の話してるの!」






今日の夜はバイトで会えないからと

ウサギは昨日の夜に泊まりに来て夜中日付が

変わった時にベッドの上でお祝いした…





企業説明会以来キスマークを毎週つけてくる

ウサギに正直困っていて

首周りのある服を買いに行こうかと思った…






ハルト「ヒナもつけていいよ?笑」





「接客業でしょうが!」





ハルト「じゃー見えない所?」






もうそろそろベッドから出ないと

遅刻しちゃうと思い起き上がろうとすると

ウサギが腕を掴んで「つけるまでダメ」と

ダダをこねだし面倒くさいなと思いながら

「後ろ向いて」と言って

ウサギの首の付け根辺りを軽く吸った






ハルト「ついた?笑」


 



「洋服で隠れるから大丈夫よ」



 




ウサギは掴んでた腕を離し

ベッドの上で一人で嬉しそうにしているのを見て

クスッと笑ってシャワーを浴びに行った








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