5月26日(日)

〈アキラ視点〉







時計を見てあと一時間で帰れるなと思っていると

「煌!」と陽兎が入ってきた





アキラ「泊まり?笑」






朝6時の今このコンビニに現れるって事は

お姉さんの所にいたんだろうと思ったし…






アキラ「てか…部屋着のままかよ?」





ハルト「ヒナが寝てるうちに来たんだよ!笑

  ホットケーキミックスあるよな?」






どうやらお姉さんに朝からサプライズを

したいらしく材料を買いに来たらしい






ハルト「昨日寝る前に…いつか、前みたいに

  パンケーキ食べに行きたいって言ってたからさ」






アキラ「あぁー休み合わないもんな…」






ハルト「だから、気分だけでもと思ってな

  ヒナの家蜂蜜あるよな…チョコシロップ…」







陽兎が居酒屋でバイトを始めると聞いた時は

すれ違ってダメにならないかと心配したが…

二人は時間を見つけて会ってるみたいだし

陽兎も変わらずお姉さん一筋みたいで安心した






アキラ「バナナ入れてチョコシロップかけろよ!笑」





ハルト「バナナ?へぇー…美味しそうだな?笑」





アキラ「初任給でたのか?笑」





ハルト「出たよ!給料日あるっていいな?笑」





アキラ「7月だっけ?お姉さんの誕生日」





ハルト「そっ!指輪渡したいんだよ」





アキラ「指輪?笑」






陽兎の言葉に驚きながらレジをうつと

「ピアスだけじゃ分かんないみたいだし…」と

自分の右手を見ながら言うから

ペアリングをつけたいだと分かりフッと笑った






アキラ「虫除けってことな?笑」





ハルト「変な男につかれたら困るだろ!」







笑いながら陽兎を見送り

早くお前の薬指にも

虫除けをつけろよと思った…







  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る