3月3日(日)

〈ハルト視点〉










ハルト「・・・・ヒナ?」






「・・・ン・・zzZ」






明け方ヒナよりも先に目を覚ました俺は

ヒナが眠っているか確認してから

右指をそっと持ち上げて

(何号だ?)と指を触っていると

ヒナの指が自分よりも小さく…

白くて細い事に「指までちっさい…笑」と

笑いながらヒナの寝顔を見て

頬にチュッとキスをした…






寝る前に「居酒屋のバイト嫌じゃない?」と

聞いてみるとヒナはキョトンとして「ん?」と

俺と同じで質問の意味が分かってなかった…


 





ハルト「・・・・ヤキモチ妬かない?」






「ヤキモチ?笑 バイト仲間の子達に??」






ハルト「そう…」






「その子達と…こんな事してたら嫌だけど?笑」






ハルト「しないよッ!!冗談でも…言わないで…」






「ふふ…笑 楽しいと思うよ?

  大学生の時にしか出来ない事だし…

  はーちゃんが友達と仲良くしてたら嬉しいし」

 

 

 




ヒナは自分が働いていた事もあり

バイト仲間と遊んだりするのは気にしないみたいだ…







ハルト「・・・・キャンプで変な事されなかった?」







「変なサークルじゃないんだから!笑

 皆んなで川で泳いでバーベキューしただけよ?」







ハルト「ハッ!?泳いだ??水着?」






「ちゃんとパーカー着てたわよ?」






ハルト「ダメ!!もう二度と行っちゃダメ!!」






「9年前の話よ…」







ヒナの水着の話はムッとしたけど

友樹や煌は考え過ぎなんだと思い

ヒナの寝顔を眺めながら7月の誕生日に

渡す指輪の事を考えた…







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