3月1日(金)

〈ハルト視点〉








ハルト「人多いな…」






ユウキ「春休みだからな…

  バイトも始まったらキツくなるから

  早めに取り終わりたいな?」






入校式を終わらせて次のコマから早速

授業を受ける予定の俺たちは

教室に移動していると「あのぉ…」と

女の子から声をかけられ立ち止まった







女「今日入校したんですよね?

  私たちも今日からで…教室わかりますか?」






ハルト「あー多分コッチだよ?だよな?」






ユウキ「教室そんなにないから分かると思うよ?

    陽兎飲み物買ってからいこうぜ!」



 





友樹が俺の手を引いて自販機に歩いて行くが

飲み物を買う気配はなく「買わないのか?」と聞くと…







ユウキ「お前気づかなかったの?嘘だよ!」






ハルト「嘘??」






ユウキ「お前…指輪かなんかした方がいいぞ?笑

  最近ネーさんに合わせて髪も服も

  いい感じなってるから女の子が近づいてくんだよ

  居酒屋で働くし…

  彼女持ちですって分かる目印かなんかしろよ?笑」





ハルト「彼女持ち…左耳のピアスじゃ分かんないのかな?」





ユウキ「いや、それ知ってる奴少ないから…」







煌にも言われたが…

友樹も居酒屋のバイトを気にしているから

ヒナも嫌なのかなと少し心配になってきた…







ハルト「指輪か…」






ユウキ「別にお揃いじゃなくてもいいから

  雑貨で安いの買って指にはめてろよ」






ハルト「・・・・・・」










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