1月21日(月)

〈ハルト視点〉










俺は昨日からずっと家に帰ってからも

ヒナの部屋で見たあの物件紹介の資料の事が

頭から離れないでいた…








ハルト「・・・・・・」






コウ「陽兎どうした?」







授業中も考えていると隣の席に座っている

洸が小声で声をかけてきた…







ハルト「・・・・いや…」






コウ「ネーさんと喧嘩でもしたか?」






ハルト「・・・・実は…」







誰かに相談したかったが

煌は今週まで地元から帰って来ないし…

俺は洸に昨日見た事を話してみた







コウ「お前それ、絶対にお前と住みたいからじゃん!」






ハルト「・・・・ヤッパリそうかな??」







部屋を探しに行ってるのは

俺とちゃんと付き合いだしてからだし…

部屋も広くなってたし…

俺の勘違いかもしれないと思ったけど…







コウ「土日だけじゃ少ないから毎日会いたいんだよ!」





ハルト「毎日…」







昨日少し想像したけど

毎日ヒナといたら楽しいだろうなと思った…

ヒナが帰りが遅い日は俺が夕飯とか作ってたら

褒めてくれるかなとか…







コウ「同棲かぁ…なんかいいな?笑」






ハルト「同棲!?・・・そっか、同棲になるのか…」



 



コウ「エプロンつけてお帰りとか?笑」





ハルト「・・・・・・」







洸と話しながら段々と楽しみになってきて

いつ引っ越す気なのかなとスマホを取り出し

ネットで「同棲・準備」と検索をかけていると

洸が覗き込んできて「おい!笑」と笑いだした






( ・・・・バイトした方がいいよな? )






俺はもう同棲する気満々で

生活費の事まで考え出していた…







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