1月24日(木)
〈ハルト視点〉
ハルト「じーちゃん!ここのスペースなんか植える?」
祖父「そうだな…なんか植えたいのがあるのか?」
ハルト「んー直ぐ収穫できるのがいいな… 」
祖父「また友達に届けるのか?笑」
ハルト「うん!笑」
じーちゃんと午前中の畑作業をしに来ていて
ヒナと一緒に住んでも続けたいから
出来ればアパートが近いといいなと思った…
毎日電話をしてもヒナは引っ越しの話を
切り出してはくれずいつ話してくれるんだろうと
昨日また洸に相談をした…
コウ「引っ越しの金とかあるから
お前に気を遣わせないよう契約してから
話すつもりなのかもな?」
ハルト「・・・・・・」
俺も一緒に出したいし
家電品とか買い換えるのかな…
じーちゃんから貰った祝い金の
10万だけじゃ足りないから
また週払いのバイトしようかなと
そんな事まで考えていた
家に帰り一度シャワーを浴びてから
学校へ行こうとすると
玄関にばーちゃんが駆け寄ってきて
「行きがけに食べなさい」と
おにぎりを2個渡してきた
ハルト「ありがとう!」
祖母「夕飯はお鍋だから早く帰っておいで」
ハルト「鍋いいね!17時過ぎには帰るよ!」
俺は家を出て駅のホームで電車を待ちながら
ばーちゃんの持たせてくれた
オニギリを食べながら2個とも中の具材が違っていて
ワザワザ2種類作ってくれたんだと思った
ハルト「ばーちゃんのご飯もあと少しか…」
何となく寂しい気分になりながら
ばーちゃんがいつも煎れてくれる
温かいお茶が飲みたくなり
立ち上がって自販機で緑茶のホットを買ってみたが…
ハルト「全然違うな…」
いつも家で当たり前に飲んでいる
あのお茶の方が美味しく感じた…
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