第9話  同人ゲーム(R18)の悪徳貴族に転生したのでジャンルを純愛に変更しました ※なお原作は大好評につき新ヒロイン追加でシリーズ化してる模様

 22作目は中編コメディ。


同人ゲーム(R18)の悪徳貴族に転生したのでジャンルを純愛に変更しました ※なお原作は大好評につき新ヒロイン追加でシリーズ化してる模様


 あらすじ


 アクドック侯爵家の嫡男ゼッツリーはある日、頭を打って前世を思い出す。かつて社畜という奴隷階級であったこと、そのつらい日々の救いを18禁同人ゲーム(RPG)に求めていたこと。そして気づく、今の自分がそのゲームに出てきた悪徳貴族であることを。


 このままいけば罪のないヒロインを貶め、凌辱の果てに瞳から光を失わせる最期を迎えてしまう。


「たしかにそういうゲームをプレイしたのは俺だ…………だが、二次元なら許しても現実で女の子が可哀想なのは許せねえ!」


 かくしてゼッツリーは覚醒する。怠惰な生活を改め、心身を鍛え上げる。無能で悪政をひく当主を追い落として、腐敗と背徳に満ちた領内を改革。

 全ては前世で恩義のあったヒロインをバッドエンドから救うために!


 なお原作ゲームは好評につきシリーズ化して新ヒロインを迎えていくつも新作が続けられている模様。



 カクヨムで人気の悪役貴族への転生ものに挑戦。

 それら人気作を読んでいるときに、ふと思いついたのが、たしかに同人ゲームに悪徳貴族はよく登場するけど、たいていはその前にヒロイン(女主人公)がスライムやオークに襲われてるよなあ、じゃあそっちの被害も防がないといけないのではという気付き。ならそのニッチを狙えば自分でも悪役転生ものが書けるなというのが始まり。


 すぐ捻りを入れたがるのが自分の特性なので、その時点でヒロイン視点で構想が始まった。ほぼ瞬間的にヒロインがスライムに囚われて衣服を溶かされること、それが契機でオークや悪徳貴族からの被害につながること、その世界ではスライム衣服溶解イベントの発生で一連の被害へのつながりが逃れらぬ運命と認識されていることまでは決定。


 メジャーな悪徳貴族ものは自身を鍛えてヒロインを虜にすることで、凌辱ルートから純愛ルートになっちゃったよ、というのがセオリー。

 それを念頭に、ヒロインを汚す他の竿役(オークや奴隷商)の方も主人公が担えばいいのではないか、主人公の努力はそっちの方向に進むという展開もすぐ思いついた。


 メタレベルのお約束を現地住人はどう捉えるか、そこの認識の差異をネタにするというのは正直得意だし、好き。だからこの作品は必ず完成させられるなという自信はあった。


 ネタはスライム以外は皇帝ハルトの理想都市で予定していたものを流用。

 なら執筆は簡単に進んだかというと、例によって仕事が忙しい時期でなかなか進ます。

 それと奴隷オークションのネタは実はロジックとして弱いので、それを歌や踊りだ調教だ、などと装飾してごまかしているので、そちらに時間が取られてしまった。

 期間としては3ヶ月、実質の執筆期間でも1月くらいかかってると思う。



【結果】


 最初に投稿したカクヨムでは投稿後2週間たって、


☆0

♡0

フォロー 10名

PV270


それなりに当たるか、また0回答かなと思ってたが、後者の結果に。

ただフォロー10名はPV比としては高いのではないか。

つまりタイトルで惹くことはできたと。


PVの推移を見ると

1話 76PV

2話 69PV

3話 43PV

4話 44PV

5話 38PV

 

 自分が一番気に掛ける離脱率、1話から最終話まで読んでくれた人はちょうど50%。

 自分の作品の中ではまだ良い方なのではないか。1話から最終話まで読んでくれるのが10%とかざらだものなあ。


なろうでは投稿後一週間が経過して


42pt

ブクマ 5件

いいね 9件

評価者 4人

評価点 32点(平均8点)


 新着ではほとんど読まれなくて、最終投稿後に評価点16もらえて、それでコメディの日間ランキングにのれて、そこからの流入で何十人かの読者を得てさらにブクマと評価をもらいまた日間に引っかかって、週間ランキングにも掲載。


 8日目にその効果が切れたが、その期間に延べ100名ほどが全話を読んでくれたのではないかと思う。

(なろう純正のユニークアクセス数を集計。アクセス研究所だともっと少ないのだが)


 今後の新作次第で100ptは越えられるかなあという感触。


 しかし、なろうのランキングって平日のコメディ日間だとブクマ1件の2ptだけで90位くらいにはのれてしまうんだな。

 まあランキングの表示が50位までで、以降は次ページ扱いなのだけど。

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