第3話 真祖は13師団を訪問する
「久しぶりだね、真祖」
俺が13師団に着くと、会いたくなかった顔が出迎えてくれた。彼女は13師団の隊長で、海人族の長でもある。ちなみに彼女とは付き合いが長い。まだこの王国ができる前からの付き合いだからだ。何かと厄介事を持ってくるのに関して右に出る者はいないだろう。
そんな彼女が相談があると言ってきたのだ、十中八九厄介事だろう。いや、それ以外考えられない。
「どうしたんだい?そんなに固まって、あ〜また厄介事だろとか考えてたんでしょ」
「んッ!な、なんの事だ?」
「しらばっくれても無駄だよ?君はいつまで経ってもわかりやすいままだね〜」
「お前のマイペースもずっと昔から変わらないだろ」
「まぁまぁ、今日は隊長として話があるんだよ、立ち話は足が疲れるから中で座って話そ〜」
とゆうことで中へ入り、無駄に豪華なソファに腰掛け話は始まった。
「さて、ミナちゃん♡話を始めよう!」
この13部隊の隊長様は真面目な話の時も基本的には満面の笑みだ。正直、薄気味悪いと思っている。それも500年は前から...
「あぁ、始めようか、マール...何で君は俺をここまで呼び出したのか。」
いつもように和やかな昼下がり、真祖同士の密会は幕を開けた。
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