現実世界

 駅から家までの帰り道。見慣れた光景。

 たった五分くらいの道だけど、一日たりとも全く同じ道はない。


 空の色、草木、通りすがりの人。

 空を飛んでいる魔女、話しかけてくる草木、足のない幽霊。


 私の世界の住民達。私だけが聞こえるもの達。


 想像と現実の混ざった世界を今日も私は生きていく。

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