死後の世界

 夢中に追いかけた先には川があった。


 三途の川だ。

 少し休んでもいいだろうか。もうゴールは目の前にあるのだから。


 大の字に寝っ転がる。空気を思い切り吸う。


 気がつくと空は暗くなり始めていた。

 急いで船乗り場へ行くと。

「まだ乗れませんよ。」


 まだだめなのかと仕方なく道を戻った。



 これが地獄である。

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