『春の歌』 ~もうすぐ、春だよ~


光の春

まばゆい日差しが差し込む庭には

小さく息づき始めた緑の芽と

可愛らしいキミの姿


冬の間に息を潜めていた生き物たちが

ゆっくりと呼吸を始めるように

穏やかでゆったりとした優しい時間が

再び流れ始めたような


肌に触れる空気はまだ 刺すように冷たいけれど


空を舞う小鳥たちのさえずりは

まるで春の訪れを告げる歌声のように

その歌声に合わせて舞うキミは

まるで春の妖精のようで


一緒に踊りましょうと 差し出された手を取って

早春の光の中 キミと踏むステップは

まだまだぎこちなくて キミの笑いを誘ってしまうけど

でも そのキミの笑顔が 僕を幸せな気持ちにしてくれる


ゆっくりと ゆっくりと

春が近づいてくるように

ゆっくりと ゆっくりと

僕らも共に 春の訪れを感じよう


まだ冷たい空気を 胸いっぱいに吸い込んで

きらきらと輝く陽の光を 全身で受け止めて



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メンデルスゾーン 無言歌集より 『春の歌』


私が初めて触れたこの曲は、ピアノ曲ではなくて、確か、フルートだったかなぁ。

伴奏は、ピアノだったけど。

いい曲だなぁって思ったのだけど、作曲者もタイトルも知らなくて、だいぶ後になって知ったのでした。


春の【歌】、なんですよね。

春の【曲】じゃなくて。

最初に聞いたのがフルートの曲だったからか、まさにそれは、【歌】でした。


この寒い時期に聴くにはもう、もってこいの曲だと思います!

本当にね。

穏やかな春の日の光景が目に浮かぶような曲です。

だから、まんま、言葉にしてみました(笑)


春が恋しくなったら是非、聴いてみてください♪

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