沸き立つ肉と白の灰
白い布のかかった何か。ヒトかモノかも分からぬそれに薄い布がかかってた。側で、肉付きのいい大柄な女性が
彼女の想いに震えるように、私に熱が沸き立った。水炊きの鍋の豆腐のように、私の肉が踊ってる。
白い切り身を底から眺める。静かに沸き立つ水の底。
青い空の気配を感じた。
ふと振り返ると、さっきの何かは布ごと崩れて、風に吹かれて流れてく。まるで砂の城のように。
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