第9話 現在進行形の修羅場
執筆中に現在進行形で怪奇現象が起こっている。
この手の類を取り扱うならば、ある程度覚悟はしていましたが、鬱陶しい。
現在、起こっている現象は深夜のワン切りの悪戯電話と室内の気温低下。
自宅に設置している電話機は、とってもシンプルで留守電機能はない。
液晶も無いため、誰が電話してきたか電話機単体では分からないのが実情だ。
それでも、自宅にどこの誰が電話したかを確認出来るようにメールでお知らせしてくれるサービスに加入している。
毎晩、夜中の二時に電話の音で叩き起こされる。
電話に出ると、プツッと切れる。
受話器を置いて、うとうとした頃に電話が鳴るを繰り返す。
通知メールは、全て非通知で掛かってきていることだけ分かっている。
寝不足が祟って、執筆が遠のいていた。
室内の温度低下は、日中も外の方が暖かいんじゃないかと思うくらい寒い。
部屋の中で吐く息が白いのは、ここ数年体験してなかったので吃驚したくらいだ。
暖房をつけたところで焼け石に水なので、湯たんぽとカイロを上手く活用して凌いでいる。
それで、漸く活動出来る状態まで持ってこれた。
騒音も嫌だが、部屋を冷やされるのも、堪ったものではない。
モジュラージャックを引っこ抜いても、私の経験則上まったくもって意味がないと分かっている。
弟に相談したら、ファブリーズで消臭しろと回答を頂いた。
何故にファブリーズ? と思ったが、お清めスプレーよりも効果があるとのこと。
自称占い師曰く、ファブリーズの消臭成分が彼岸の者は避ける傾向があるみたいだと弟に教えていたみたいだ。
それならファブリーズで心霊現象が無くなるんじゃね? と思ったが、一時的に成りを潜めるだけで根本的な解決はしない。
相手によっては、怒らせる原因になると使用した後で教えられた時は殺意が湧いた。
ファブリーズした部屋では、今のところワン切り悪戯電話の回数が一回に減った。
家の中で白い息を吐くことも無くなったので、現在は落ち着いているようだ。
これが、いつまで持つか分からない。
怪異現象が、あれば続編を書こうと思う。
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