▼『裴松之先生の「罵詈雑言」劇場』

（約八万字）

　劉裕迷なのは確かながら、最近漢文読みの人になりつつある浪間丿乀斎さんの作品です。

　今回はかの『三國志』です。西晋時代に陳寿（ちんじゅ）が記した同書に対し、百年ほど後の劉宋時代になってから裴松之（はいしょうし）が別の書物などの引用を含めつつ注釈をつけた裴注（はいちゅう）版の事を、現在は『正史三国志』と呼ばれています。

　そんな裴松之さんの付けた注釈は、よく見てみると罵詈雑言の嵐じゃねぇかという部分から、そうした罵詈雑言部分だけを集め、原文に爆笑必死の現代語意訳を添えながら紹介しており、皆で笑っていこうぜと言う内容になっております。

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