●―お宮の壁の中に粽を投げ込んだ話(久志木 梓)

▼『お宮の壁の中に粽を投げ込んだ話』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054884241622

(約四千字)



 三国時代を中心に書かれている久志木梓さんの作品です。


 三国が晋によって統一された後、とある民間人が酒の肴に語った呉の皇族の話で、本当に酒の席で聞かされるようなアッサリとした後味の作品です。


 ちなみに作中に出てくるお祭りですが、戦国時代のに仕えた屈原くつげんが、諫言に聞く耳を持たない主君と祖国の行く末に絶望し、長江に入水自殺をした逸話があります。

 長江流域では屈原の鎮魂の為に毎年五月五日にちまきを投げ込む祭りが始まったと言われ、これが粽のはじまりとも言われているわけですね。





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