どうせ振られるんだろ、、、。
列車は無機質な鉄と鉄同士の隙間が摩擦して鳴る音をただただ空気の振動として鼓膜が享受していた。騒がしい窓の外からの音。ただ音が反響していてそれも無機質な音であった。
外はもう早朝で日も地下を走ってるからそりゃ、暖かい日差しも入ってはこない。
そして気づいたらまた実家の自分の部屋にいた、正直精神が参っていたからあまり記憶にないことが多い。
ただ昔読んでいたラノベや漫画、参考書が乱雑に並んでいる本棚を眺めて何故か涙が込み上げてきた。
俺は今まで上手くいかない事から逃げてしまうことが多々あり、
それも自分の性格でしょうがないとひねくれ思考を持ち、現実から逃避して、でも神は見離さないで、こんな自分にも希望を持たせてくれた、だけどそこでも相手を信用して、裏切られて。
周りは全て偽物。
本物なんてどこにもない。
この世の大半の人間関係は「共依存」。
自分だってわかってる、いくらマイナス思考になったって、いくら捻くれたって、状況は好転しない。
そんなことはわかってる…!!分かってるんだよ……。
もう何も考えたくない。。。
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