第4話 テスト期間前の土曜日
年が明けてから1ヶ月が経過して2月5日現在は高三になるための進級試験の時期に入ろうとしていた。いつもなら慌てて勉強をしている時期だが、並列演算を入手してから記憶力が良くなり授業内容はほぼ覚えているので安心だ。今も家では分身の俺が復習をしており今回のテストは間違いなくオール100点だろうと思い、今日は友達と久しぶりに遊びに来ていた。
「カルビ美味えー100分しかないし、じゃんじゃん頼んじゃお!」
友人の1人である吉田薫が隣でパネルで牛タンやミスジなどを10人前単位で頼んでいる。
「おいおいお前そんな勢いで頼んでたら途中で食べれなくなるかもしれんし程々にしろよ」
前に座っている幼馴染の天羽翔がその行為を釘を刺している。翔とは親同士の仲がよく小さい時から一緒にいる親友だ。薫の方は中学からの付き合いで最近ではこの3人で遊ぶのが基本になっている。
「俺は牛タン食べたいからちょっと多めに頼んで〜」
「おけ!じゃあ5人前追加しとくわ!」
「お前ら?俺は小食だからまじで自分達だけで食べれる分だけにしとけよ?」
翔の言うことを聞き流しながら薫からパネルをもらいさらに追加で上カルビとヒレステーキを10人前頼む。それを前の翔に渡す。
「えっ?履歴やばくね?お相撲さんかな?」
「ガチじゃん!?俺が頼んだやつが2倍くらいになってる?ヒレステーキ10人前って何?」
「俺が頼んだ〜」
「「…これ食べれるかな?」」
「食べれるよ〜」
俺は別に大食らいという訳ではないし2人もどちらかと言うと食が細い方だ。ではなぜかんなに頼んだのかというのもちゃんとした訳がある。俺が昨日食べまくれるみたいないいスキルは無いかと探してた時に暴食というスキルがあり、食べ過ぎた分を自分の知るエネルギーに変換できるというチートスキルを見つけたからなのだ。なんとお値段1000万DPこれは高いと思ったが良く考えたら食べ過ぎを抑制してくれる。
つまり太りにくくなるというものも付属で着いてくるのだ。これに気付いた時には既に購入していた。だから今日は食べ過ぎた分体力や魔力に変換できるのかそしてDPにもこれは有効なのかを調べながらお肉を大量に食べる気でいる。
「お待たせしましたー牛タン10人前です」
「ありがとうございます」
焼いては食べるを繰り返すうちに制限時間の100分は過ぎていた。だいたい150人前くらいは食べただろうか、それでわかったのは体力や魔力はプラスという形で横に表記されており個々で分けることは出来なかったがステータスが全体的に上がるようだ。DPの方は変換効率が悪く牛タン10人前で100DPだったのでこれからはステータスに溜まるようにしようと思う。
「おーい晴人聞いてっか〜?」
「あっごめん聞いてなかった、なんて言ってた?」
「この後カラオケでも行かないって話をしてたのよ」
「おーいいねーいこいこ」
「いや行くけどさ…お前ら俺の意見も聞けよ…」
「えーだってカラオケ好きじゃん!」
「そうそう」
近くのカラオケやに行き最近流行りの曲などを歌って今日は結局解散した。
【 名 前 】 三浦晴人
【 年 齢 】 17
【 職 業 】 ダンジョンマスター
【 レベル 】 1
レベルが上がるまであと50
【 体 力 】 100+140
体力が0で死亡
【 魔 力 】 100+140
魔力0…気絶する
【 攻撃力 】 100+140
【 防御力 】 100+140
【 俊敏性 】 100+140
【 スキル 】 迷宮創造・忍術・並列演算・神眼(鑑定、千里眼、魔眼、邪眼etc)暴食(一人前=ステータスオール+1=10DP)
詳細情報
1day/420万
1DP=50円
DPからお金に変換する場合
500円=1DP
お金からDPに変換する場合
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