第3話 新スキルと魔改造

あれから休みということだけで無くステータスの件もありそれらに没頭していた日々はあっという間に過ぎて行き冬休みが終わり始業式がやってきた。


今は朝の9時頃で学校が始まるのは8時45分、行くのにだいたい家から急いで1時間と掛かるにも関わらず俺は自分の部屋にてパスコンを起動し最近ハマっているA○EXをやり始めようとしていた。


「あっそういえばクラスLINEで始業式があるから8時30分登校って言ってたっけ?」

これまで無遅刻無欠席を維持し学校をサボったことが無くちゃんと学校に行っていた。別に不良になったとか特にそういったことはない。ならなぜ学校に行っていないのか?それは1つのスキルが関係している。


「やっぱりこの忍術ってスキル便利だな!しかも100万DPでこれが買えるとかお買い得過ぎだろ」

スキル迷宮創造によるショップ機能の中には魔物やお宝などを作ることが出来る。その中には職業オーブや魔法スクロールやスキルオーブなどもありその中の1つにこれを見つけたのである。


だが6日前程には1日2500DPしか入手出来なかったのにどうやって100万DPも用意したのか?しかも安いとまで言っているのか?それには訳が分からない理由があった。


「それにしてもやっぱり兄ちゃんのステータスバグってんな〜こんなの誰が倒せんだよもうラスボスじゃん」





【 名 前 】 三浦春馬

 【 年 齢 】 20

 【 職 業 】 魔神

 【 レベル 】 1

レベルが上がるまであと50億

 【 体 力 】 12

 【 魔 力 】 #∞%n%

 【 攻撃力 】 9

 【 防御力 】 8

 【 俊敏性 】 7

 【 スキル 】 魔法(火魔法、水魔法、風魔法、土魔法、氷魔法、雷魔法、、強化魔法、投影魔法、付与魔法、変換魔法、結界魔法、時空魔法efc)


称号

魔法の申し子・魔道を極めし者・魔神





何故こんなにも馬鹿げたものになっているのか?それは一重に晴人のせいである。


遡ること5日前


朝目覚めた俺はスキルのショップ機能のようなものを見ていた。


「ん?職業オーブ?対象に触れるとステータスのシステムをインストールされる?……これってもしかして神社で触れたあの丸い球体じゃないか?」

そう思いながら1つ購入してみようとするがどれも今の所持DPでは買えないものばかりだったが下にスクロールしていくと幾つか0DPと書かれたものを見つけた。


剣帝のオーブ 1兆DP

賢者のオーブ 1兆DP

聖女のオーブ 1兆DP

勇者のオーブ 10兆DP

武神のオーブ0DP(お試し用)

魔神のオーブ0DP(お試し用)

医神のオーブ0DP(お試し用)

???のオーブ(現在購入不可)





「へーこんなのもあるのか…てか10兆DPとか買わせる気ないだろこれ…それにしてもお試し用のオーブが物々しすぎるな」

どうやらこの中のひとつから選ぶ方式のようだ。


「この中から選ぶのか…武神は…日常生活が送れるかどうか分からないし却下だな…魔神は…響きがいいな…もうこれにしちゃおっかな?」

特に考えもせずに魔神のオーブを選び手元にオーブが現れる。


「ん〜?思ったより小さいな?ハンドボールくらいか?」

俺が神社で触れたオーブ?は確かバスケットボールくらいの大きさはあった。俺が触ったのは職業オーブじゃないのか?


「まぁそんなこと考えても意味無いかってさっきから触れてるけど一向に使えないぞ?まさかもう職業についてる人には使えないシステムか?」

とそのあとも身体の色んな部位に付けてみるが何も起きない。


「もうこれ食べちゃうか?ぱくりんちょっと」

口の中に入れてそのまま咀嚼することなく飲み込み胃の中に入れて見ても特にステータスは変わらない。


「えぇ…これどうすればいいの?不良品?」

などと考えていると手の中にオーブがあった。それは確かにさっき飲み込んだはずの魔神のオーブだ。


「もしかしてこれってまじで俺は使えないのか?えぇもったいない!?」

自分では使えないとわかった俺は家族の誰かに使うかを考え始めていた。


「いやてかまだ誰も帰って来てないや」

そう家族はまだ家には居らず父方の実家から帰ってきていないのだ。今日は無理かと諦めかけていたその時、ピンポーンとインターホンの音がなった。


「あれ?確か明日まで向こうにいるはずだよな?宅配かなんかか?」

布団から出てインターホンを確認するとそこには兄の姿があった。


「おかえり〜どうしたの?確か明日まで爺ちゃんの家に行ってるんじゃなかったっけ?」


『あぁ…俺は今日友達と稲荷神社行く約束しててさ俺だけ帰ってきたんだ…てか俺言わなかったけ?』


「なるほどね〜そういえばそんなこと聞いた気がするは」

玄関の鍵を開けお兄ちゃんを向かい入れる。


「ただいまぁ」


「おかえりぃ」

すぐに出ていくとのことなどで俺はここぞとばかりに魔神のオーブをホッカイロを渡すタイミングで渡す。


「はいこれホッカイロてか外寒い?」


「寒い寒い助かったわサンキュなじゃあ行ってきます」

と送り迎えをしたはいいものの俺は肝心なことをすっかり忘れていた。


「あっ他人のステータスを見る手段がない…」

鑑定系の機能は一切迷宮創造のスキルにはついて居らずその日は諦めざる終えないと思いながら部屋に戻りDPを確認するとおかしなことになっていた。


「えっ…1万DP?…見間違えじゃないしかも今も増え続けてる。」

1秒事に11DP位が増え続けてるさっきまでとはえらい違いだ。


「それに支配領域も変な風に伸びてる?」









このような経緯があり今の支配領域は着々と広げて行き今では静岡の半分程と何故か愛知に少し支配領域が広がっておりステータスは以下のようになっている。







【 名 前 】 三浦晴人

 【 年 齢 】 17

 【 職 業 】 ダンジョンマスター

 【 レベル 】 1

レベルが上がるまであと50

 【 体 力 】 100

体力が0で死亡

 【 魔 力 】 100

魔力0…気絶する

 【 攻撃力 】 100

 【 防御力 】 100

 【 俊敏性 】 100

 【 スキル 】 迷宮創造・忍術・並列演算・神眼(鑑定、千里眼、魔眼、邪眼etc)

詳細情報

1day/210万

1DP=50円

DPからお金に変換する場合

500円=1DP

お金からDPに変換する場合

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