第2話 ダンジョン作り?

「スキル迷宮創造…制作準備中?」

どうやらこのスキルはダンジョンという小説などで見た事のあるお宝や魔物などをDPというもので作ったりする能力らしい。


「今は準備段階でダンジョンを作ると魔物を作ったり出来るのか」

さらに説明を読んでいくとDPを得るにはダンジョンの中の地脈から吸い上げる生物を殺害又は生物が滞在あるいは物などを還元すると手に入れることが可能らしい。


「作るにあたってまず支配領域を作らないとダメなのか今は1万DPあるみたいだし…これで出来るだけ広げちゃおう!」

晴人が住むマンションの1階を支配領域として作っていくと魔物やお宝などが作れるようになった。


「早速作ってみたいけど魔物とかマンションにいたらおかしいしな……お宝の方にしとくか!」

どうやらお宝と言ってもDPでは様々なものが作れるらしい日用品から食品など色んなものが作れるらしい


「へぇーじゃがりのとかもあるのかとりあえず2DPとか安いしこれにしとこっかな」

そう思い画面を押しても何も起こらない。


「あれ?おかしいな何にも起こんないぞ?………あっDPが1しかない…」

支配領域を広げすぎてじゃがりのを作ることすら出来なかった


「まあこの画面見る限り1日約2000DPは貰えるみたいだしまた明日やればいっか……てか俺なんか忘れてるような?でもまだ昼だし2度寝でもするか…」

そう思っているとスマホから電話が鳴り始めた。誰だと思いながら手に取るとそこにはバイト先からの連絡だった。


「はいもしもし三浦です」

『あっもしもし晴人くん?』

「急にどうしたんですか店長?」

『いや〜今日14時~ラストまで入ってもらってるんだけどさ悪いんだけど今から来てくれないかな?人手が思ったりより足りなくて』

「えっでも今13時前なんでそれだと僕9時間働くことになっちゃいますよ?」

『そこはほら忙しくない時に1時間休憩室で休んで貰ってさ』

「……分かりました今から準備していきます」

『ほんとにごめんね、じゃ待ってるね!」

ピッ


「危なかった…そのまま寝てたら遅刻してたわ」

バイトの服を着込み上からダウンコートを羽織り家を出て鍵を閉めて近くのバイト先へ歩いて向かう。


「それにしても…また中抜けか〜最近多いな」

俺のバイト先であるぬら寿司は多分だが所謂ブラックってやつに当たるのかもしれない、土日出勤の時に中抜け(1時間以上の休み)や休む日は1ヶ月前に書類に書いて提出しないといけないだとかタイムカードは30分刻みだし店には10分前に来なければいけないとか上げ出したらキリが無い、まあ同じクラスの友達であるやつに聞いたがそんなもんだろと言われたのでこれが普通なのだろう。


「あと2ヶ月しか働かないからかな〜」

俺は高3になる時にバイト辞めると言ってありそれもあってか使い潰す気満々でバイトを変な風にねじ込んでくるのである。そんなことを考えてるとバイト先に着いたので裏口から店に入り休憩室に入る。


「おはようございます」

どうやら休憩室には誰もおらず、忙しすぎて誰も休憩する暇すらないらしい。エプロンや帽子を被り職場であるキッチンへと向かう。


「おはようございます」

「「「おはようございます!」」」

いつも通り挨拶をしてどこに入ればいいのか店長に聞きに行く。


「店長今日どこに入ればいいですか?」


「あっじゃあ三浦くん揚げ物のとこやってきて!○○さん!休憩入っていいよ〜」


「ほんとですか!ありがとうございます!いや〜疲れましたよ〜じゃあ休憩いただきます!」


「いってらっしゃい」


「いってらっしゃい!…じゃああとよろしく」

店長はそういうとホールの方に行ってしまったので、全てがやりっ放しでぐちゃぐちゃの揚げ物をまず補充などをする。その後はタブレットに表示される注文通りに品を完成させて行く。


「それにしても今日はなんだか仕事が捗るな?次やらなきゃいけないことがぱっと出てくるし?」

そんなどうでもいいことを考えながらバイトをし続けること5時間程すると漸く一段落付いていたが休憩だったはずの○○さんも帰って来ないし店長もいないので休憩に入れない。

勝手に休むと何か言われそうなのでそのまま働いてるとラストの時間になり休憩は取れなかった。


「疲れた〜?…いや?疲れてない?」

妙なことにあれだけの時間働いて休憩もなかったのに全然疲れてない。締めの作業が終わったし店長もいないことだから副店長に言ってそろそろ帰ろうとする。


「副店長お疲れ様です。お先に失礼します」


「はい、お疲れ様です。」

いつも通り疲れた顔で返事をしてくる副店長に挨拶した後に店を出て家に帰る。


「そういえばスキルってどこでも使えるのかな?」

ふと気になり帰りの道を歩きながらコンビニに入りそこでトイレの中に入り確認をする。


「へー領域は拡張できるけど魔物とかはやっぱ領域じゃないとこじゃ使えないのか」

色々なことを確認しているとふと残りDPに気がついた。


「DPが754ある?って今1DP増えたな?ってことは秒換算いや?分換算か?まぁ少しずつもらう方式なのはわかった」

それを確認した後にここにも広げられるだけの領域を作り1日あたりのDP獲得量を見るとなんと2500DPになっていた。


「よし…これからは領域を沢山広げよう目指すは日本全国だな」

と適当な目標を立てながらコンビニのトイレを出て適当にから揚げちゃんなどを買って家に向かいながら暇つぶしのためにスキルを色々いじっているとどうやら領域を自動的に広げるシステムがあることを知りそれをオンにする。


「ひとまずこれでいっかな」

ひとしきりステータスを見て飽きて来たので家まで走って帰ることにした。


「今日は体がやけに軽いな?まるで重力が無くなったみたいだし…今ならあの電柱にだって飛び乗れそうな気分だよ」

そんなことを言いながら電柱のてっぺんに乗るつもりでジャンプをするとなんと俺は電柱の上にいた。


「…いやいや…えっ?嘘でしょここまで何メートルあると思ってんだよ」

目算で俺が4人は必要そうなので約7m近く飛んだのは間違いないこれはいよいよもって自分は人間なのか悩むレベルである。と考えつつ人に見つかる前にさっさと降りてそのとてつもない身体能力を使い走って家に向かうとものの数秒で玄関に着いた。


「おいおいレベル1の段階でこれとかこれ上がったらどうなんだよ」


それから遅めの夜ご飯を食べてお風呂に入り布団に寝転がりながらステータスを見てその日はそのまま寝た。








【 名 前 】 三浦晴人

 【 年 齢 】 17

 【 職 業 】 ダンジョンマスター

 【 レベル 】 1

レベルが上がるまであと50

 【 体 力 】 100

体力が0で死亡

 【 魔 力 】 100

魔力0…気絶する

 【 攻撃力 】 100

 【 防御力 】 100

 【 俊敏性 】 100

 【 スキル 】 迷宮創造

詳細情報

1day/2500DP

1DP=50円

DPからお金に変換する場合

500円=1DP

お金からDPに変換する場合

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