2022年 8月

絹豆腐額に乗せて夏の始まり


寄宿舎の軽い鐘の音道遥か


右巻きのつむじの子どものサスペンダー


白き花誘うかのごと頸を振り


あえやかなマシュマロみたいな入道雲


突き刺すよな夏の日差しと団扇かな


打水の上を飛んでく鮮やかな菩薩


静けさや露台の上のビスケット


円形に癒やしをもたらす噴水氏


電池切れ火の静まる夏座敷


花火とは何度見ても良きものなり


カラコロと氷転がし麦茶飲む


少年の手に溢れゆく牡丹かな


いつまでもいると思うな熱帯魚


公民館で待ち合わせてプール行く


母がよく傾けていた日傘なり


風鈴の音は夏を超え響きゆく


宇宙の彼方から来た扇風機


子どもらの遊んだ跡を夕立が行く


夏の空幾重に重なる白き珠の心



フェルメール 淡い光の見る夢について


橙の日だまりの中を歩いてゆく


嵐を起こす妖精とお話したい


楽園は上も下も存在しないの


カリンバをかき鳴らしては無心になる


早く人類の開放された世界になりますように


自分の愛が満たされればそれでいいの


林檎畑に雨が降った日


白い町の青黒い木々


明敏な少年の眼鏡に燦めく光


図書館で歌集を借りた帰り道


大河はどこへ向かうのかしら


桃色の世界のうさぎの子


人を避ける配慮のあるクーラー



ハルキストのもとに訪れる春


関係を繋ぎ止めるための錨(海と地のはなし)


社会人になってもホットコーヒーに固形チョコを溶かし入れている


現実ラインに記憶を寄せていく


悪魔と契約して自活力の代わりに創作能力をもらう


だいたいそつなくこなしてきた結果がニート


毎日何かは起きている


後悔してももう遅い世界線のニッパー


ありがとうの五文字を上手く言えるようになれば大人


怠惰は罪だと知る


辛いことを前借りする必要はない、向こうから来る(ばーーーか!!!)


悪口好きな野球部は当然のごとく弱い


けらけら笑う妹が側にさえいればなんとなく癒やされる


癒やされることだけしてたいとか思う


そろそろ体力の曲がり角かもしれない


自己本位に幸せになっていいよ当たり前じゃん


反抗的な生き方をする人が短命なのほんとなんなの


神様のルールに従うしかあるまい(理性)


ふつーに長生きしたいんですけど???


推しが生きている世界で生きたい


死と乙女の主題まだ活きてんのかよ


流行りに乗るしかあるまい


とめどなく溢れる嫌悪をそのままに笑顔を作る


セロトニン出していこうな


春って他の季節の間どこにいるんだろうな


クーラーが人類を救う


健やかに哲学しましょう


骨、シンプルに怖い


ジェットコースターが好きな人とは話が基本的に合わない


口下手なのは頑固だからです


考えを変えなくては生きていけないなんてポイズン


眠りの世界に幸福はないくらいは知ってます


書くことは蘇生行為です


ぼっとん便に浸かりながら生まれ直しました


温かな世界に一生いたいですけど何か


恵まれすぎた人生の不幸を思う


線路沿いを自転車を押しながら歩く青春はいずこ


この経験値のままワンモア高校時代


小さな幸せを拾い集めてみんな生きてるのかという小さくて大事な気づきが私にも


上手くて楽しくない/上手くなくて楽しくない/上手くて楽しい/上手くなくて楽しい←good


神はどこにもいないどころか地球人の大半は神です


無神論者はなんでそんな戦闘態勢なんですか(反抗期?)


昔好きだった本を集める


たましいに付き従うことだけが心を軽くしてくれた


あの興奮もドーパミンのせいです


ハッピーターンを砕く行為、湯切りを黙々とする時間


何もかもが、記録されてるなんて、そんな馬鹿な


アカシックレコードは意図的に締め出してます


あれ……この人生何回か経験してる気がす(禁忌事項です)


終わりなき日常を楽しく送るコツ:丁寧に生きてください


今までの人生、何人にレッドカード出されてきたんだろう、怖い


人生に必携:うっすらした殺意に気づくセンス


人生楽しいですよ(へいこら)


卑屈に生きた罰が当たる


ハッタリでいいから前向こ、とりあえずね


メンヘラを自認する者へ とりあえず本読も、なんでもいいから


大した人間じゃないのに口だけ達者な奴(ブーメラン)


細かな空気の切れ端を食む


なんとなく空気読める特典:浮かない


社会を無視してきた罰が当たる


もうなんでもいいから金くれ


ほしいものいっぱいあるんですけど


難しいこと言ってくる人へ:そうやって永遠に自己満の世界にいれば?


総論:いい人生を送りたいよな


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