第26話 カラオケ祭り
時刻は23時。
全員が揃ったのでいよいよ2次会が始まる。
人数は22人。大きな部屋に案内された。
カラオケのみならず、ゲームで負けた人が飲むという流れをフリータイムで朝5時まで行う。
洋「は〜いみんな集まったね〜!?」
陽「みんないるよ〜〜!!」
涼「俺まだ間に合ってませ〜ん!」
みんなは涼一郎のボケに爆笑し始める。
洋「涼一郎がまだいないからとりあえず生ビール21個で頼んでおくね〜!?」
涼「あーーすいません!いますいます!」
優「あーあ涼一郎と乾杯したかったなぁ!」
東「涼一郎と乾杯したかったわ〜!!」
涼「いや、います。はい!ごめんなさい!」
涼一郎はひたすらイジられる。
◇
最初の2時間はひたすら歌う。
みんなで盛り上がるJPOPやアニソン、なかにはボーカロイド曲を歌う人も。
そして…
陽「はーいレンレンが飲むよぉ〜〜!」
優「レンレン飲むってさ!!」
陽「はいはいはい♪♪」
レンレンは2人に捕まってしまっている。
優「いいねぇ!はいもう一杯!!」
陽「はーい!レンレンレンレンレンレン…」
古「ぶーーーーっ!!」
涼「いや、ふははっ…きっ…汚ねぇ!!」
島「あーっはっはっはっはっ!!!!」
レンレンは陽菜のこの掛け声によってそのニックネームが付いたのだ。
この掛け声のどこに面白みがあるか?
それは陽菜がこぶしを利かせてレンレンコールをするからだ。
レンレンはそれに吹き出し、恐らく始めてこの光景を見たであろう
陽「ここで諦めるのか?まだ飲みたいだろ?」
古「ちょ…ちょっと待ってください。」
陽「大丈夫!『光と闇の死闘を制した』レンレンならいける!」
優「朽ち果てるわけがないよねっ!?」
「光と闇の死闘を制した」ってあれ?
どこで発言してたっけ?
洋「それって確かさぁ、陽菜の好きなアニメのセリフだよね?」
陽「あっ?バレたか!」
洋「は〜い!陽菜が〜♪飲む飲む〜♪」
陽「よっ…洋子!」
陽菜は墓穴を掘ってしまった。
そのため、レンレンは陽菜と優里亜からの絡みはいつもより少なくなった。
久々に二日酔いを軽減できるか、あわよくば二日酔いにならずに済む。
◇
飲み会ゲームでは大人数なため、自分に順番が回ってくる確率が少なくなるため、所々チーム分けをして1つのゲームで複数人が飲めるようなルールになった。
洋「は〜い!こっちーと真太郎の仲良し友情イッキに参りま〜〜す!」
皆「はい!友情イッキ〜♪友情イッキ〜♪」
陽菜が墓穴を掘ったお陰で、今日のレンレンはゲームにしっかりと参加できている。
だが…
?「レンレンじゃなくて今日は弟子が死んどるやん!」
美「あはは〜〜!!」
?「師匠と仲良くおねんねしやがれっ!」
洋子•陽菜•マユミリアと同い年である。
通称は"キャド"。
洋「よぉ〜し!キャドも潰れるか!」
角「よし来い!喜んで潰れてやる!だが今日はゲームで負けてないからな!」
涼「飲み足りないんじゃないですか〜!?」
角「うるせぇ。じゃあ相葉同士潰すしかねぇな。」
真「なっ…何で俺までですか〜!?」
角「『相葉』だからだ。ほら飲めい!」
真「ふえぇぇ…!!」
◇
こうして、飲み会は盛大に盛り上がった。
朝5時を過ぎ、ホテルに戻った真太郎はぐったりとベッドに倒れ込む。
でも今日はセミナーだ。
18時から始まるが、14時に晴彦たちと集まる予定がある。
まあいい…おやすみなさい…。
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