第20話 チェックインと大浴場

札幌に到着し、中の島駅の近くの有料駐車場に車を置いて2時間近く時間を潰し、ようやくその時がやってきた。


ホテルへのチェックイン!


15時までの間、ネットカフェでダーツをしたり近くのゲームセンターで音楽ゲームをするなどで退屈せずに済んだ。


部屋に入った後はとりあえず色々と荷物を置き、楽な格好になる。


これからホテルの移動が多くなるのか。

衣服類が入ったスーツケースを見て思う。

ホテルを出る前日までには洗濯を済まさなければならない。


何よりも出費がかさんでくる。

駐車料金にホテル代はもちろんのこと。

こまめな部分では一度洗濯機を使うのに300円、乾燥機1時間で600円と想定すると、1000円近くもかかる。


とりあえず少し…1時間くらい寝るか。



相葉は昼寝から目が覚めた後、大浴場に向かった。


浴槽が1つしかないが温度は39℃と丁度よい。

肩まで沈むとそれはそれは気持ちがよい。

心も体も癒されてリラックスできる。


風呂から上がると、武史たけふみからLINEが来てた。


島「今日の飲み会オイラも参加するぜい!」


おっ…オイラ…!?

ませてるなぁこいつ…。でも可愛らしい。


相「じゃあ21時から来るってこと?」

島「18時だよ笑」

相「えっ??向こうからしたら俺まだ仕事終わって出発するって感じだよ?」

島「真ちゃんもう働いてないじゃん?」

相「まさか…辞めたこと言ったの?」

島「うんっ( ✌︎'ω')✌︎」


ええええええええええ!!!!????

うそだろおぉぉ!!!!????


しかも何なの…?あの顔文字は…!?


島「言ったしょ笑こっそり教えるって笑笑」

相「俺まだ辞めるの『や』の文字も切り出してないよ」

島「真ちゃんのために切り出してあげたんだよ笑」

相「レンレン何て言ってた…?」

島「やっと札幌来たんだーって笑」

相「とりあえず黙ってたことは一言謝っておかないとだね」

島「こっちーさんが一番喜んでると思う」

相「はるくんともLINEしたの?笑」

島「うん!俺真ちゃんと仲良くなったって言ったらレンレンと仲良くしろよって言って俺にヤキモチ妬いてたよ笑」

相「はるくん俺のこと大好きだもん笑」

島「俺だって真ちゃんのこと大好きだもん!」

相「ありがとう!かわいいな笑」

島「18時だからね!」

相「おけ!」


そう言ってLINEのやり取りは終わった。


♪♪〜

LINEの着信音だ。

電話の主は東風谷こちや晴彦はるひこだ。


東「もしもし〜?クビになったの?」

相「あっ、うん…。実は…。」

東「今日全力でシンタのこと慰めようと思って18時にしといたぞ。」

相「ありがとう。なんか…ごめん。クビになったこと黙っててさ。」

東「流石にびっくりしたけどさ…。でもじきに札幌来るみたいな事を言ってたからさ、それは嬉しいよ。だから別に怒ってるとかそういうことではないからさ、まあ18時からみんなで飲んで楽しもうよ。」

相「うん。ありがとう。」



18時に0次会が始まるのだ。

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