第19話 途中休憩と現地到着

札幌市の手稲ていね区に到着した2人は、駅直結のスーパーでジュースを買い、ファストフード店でチーズバーガーを買って車の中で食べた。


今朝もチーズ食べてまたチーズを食べる。

大丈夫です!

飽きません!(※そういう問題ではない…)



手稲ていね区を出発した2人は、まず武史たけふみを家に送るべく豊平とよひら区へと車を運転する。


相「あれ?今日ってこれから予定あるの?」

島「今日は2時半から人と会う約束してる。」

相「あ〜そうなんだ。」

島「真ちゃんは暇なの?」

相「うん。夜まではね。はるくんたちと…こっちーさんたちと飲みにいくんだ。」

島「真ちゃんって"こっちーさん"のことを"はるくん"って呼ぶんだね。」

相「あっははっ…。まっ、まあね。」

島「さすが。教えて貰ってる人とこんなに仲良くできるなんていいよね。」

相「武史たけふみはレンレンとうまくやっているのかい?」

島「うまくやってるというよりはまあ普通にやってるよ。」

相「そうかそうか。とりあえずさ…レンレンたちに俺がクビになってホテル暮らしするっていうの秘密にしててほしい。」

島「えっ?言っちゃおうよ!」

相「急にクビになって寮を追い出されたなんて言いづらいからさ…。」

島「うん。わかった!こっそり教えとく!」


「もぉ〜やめてよ〜!」と言いながら、赤信号で停止中の間に、相葉は左手で武史たけふみの脇腹をくすぐり、「ぎゃはは〜!」と笑いだす。


相「所で豊平とよひら区のどこ?最寄りは?」

島「平岸ひらぎし駅だよ。」

相「じゃあ駅で降ろしても大丈夫かな?」

島「うん。いいよ。真ちゃんはどこに駐車するの?」

相「なかしま駅の近くの駐車場にするわ。」

島「えっ?じゃあ駐車場ついたら俺歩かなければならないじゃん。」

相「大丈夫。駅まで送ってから駐車場に行くから。ふふっ。」


平岸ひらぎし駅となかしま駅は隣同士の地下鉄駅だ。


車は現在、中央区と東区の境界線である創成そうせい川の通りを走っている。


現在地が、平岸ひらぎし駅よりも中の島駅の方が近いので、武史たけふみは少し疑問に思っていた。


創成そうせい川を越え、豊平とよひら川の道を通り、中の島駅をスルーしてようやく平岸ひらぎし駅に到着した。


相「じゃあここでいいかな?」

島「うん。ありがとう。また土曜日ね真ちゃん。」

相「おう。土曜日会おうな。」


土曜日はセミナーがある。

相葉は小樽で晴彦からLINE通話が来ていた。

そして今日は定時上がりというていで飲み会に参加する。



中の島駅の近くの有料駐車場に駐車し、いよいよホテルにチェックインだ。


予約したホテルはすすきの駅が最寄りで、全国にも何店舗もあるホテルチェーン。


1泊あたり約4,600円

3泊4日で約14,000円

シングルルーム・大浴場着きだ。


大浴場は今日まで泊まった小樽のホテルよりは狭いし、浴槽も一つしかない。


さあ!

弟と別れ、移動して疲れた身体を大浴場で癒し、汗を流しましょうか!



って…まだチェックインできる時間じゃなかったあああああ!!!!

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