第20話「清濁を呑む」

 ブルガとの勝負から一日が経った。


 俺はいつも通り、自分の店に来ていた。昨日のあの後から、ティナさんの姿が見えず、心配だったからだ。きっと、ここで開店準備をしていれば、いつもの様に元気な声が聞けるはずだと思った。しかし、店の扉の呼び鈴がなって、ティナさんだと思って目を向けたら。


「ショウゴ、来ちゃった」


 店の中に立っていたのは、娼婦のお姉さんこと、ユリアンヌさんだった。昨日彼女を、ブルガの手から引き離し、そのまま娼館で彼女とロマンスを繰り広げた。その時、互いの遅い自己紹介をしたわけだが……。


「え? ユリアンヌさん!? どうしたんですか? しかも、その荷物は一体……」


 彼女は、何やら物々しい荷物を抱えていた。スーツケースサイズの、革鞄が二つ。あれ? 彼女の手をよく見ると、彼女は鞄を持っていなかった。でも、カバンは二つ左側に浮いている。


「どもっす」

「どもっす」


 そう思ったらユリアさんの影から、彼女の小間使いだった少年も現れた。彼が挨拶すると、彼女も少年の挨拶を真似した。お茶目で可愛い人だなぁ……。って、そうじゃなくて。


「まさか、どこかに行かれちゃうんですか?」

「そうだよ〜街一番の高級娼婦は、一人の男に心を奪われて、押し掛け女房をしに来ちゃいました!」


 彼女は、俺の前に跳ねるように近づき、中腰で俺の顔を覗き込むように、上目遣いを忍ばせてきた。


「本気ですか?」

「本気も、本気! だってあたし、どこかの誰かさんのせいで、娼館クビになっちゃたでしょ? 他に行く当てないんだよねぇ」

「ふーん、その誰かさんて、僕のことですか」


 そう言うと、彼女は僕の鼻をつついてきた。


「大・正・解、だからあなたには、私をここで働かせる責任があるのです! 私ってほら、高級娼婦だったでしょ? 高級娼婦は店から、人並みの教育を受けさせて貰えるの、そうじゃないと金持ちの話について行けないじゃない? だから、ね。私、役に立つと思うよ? それに今なら、ご飯と住むところをあげるだけで、元気な少年兵も付いてきます!」


 彼女の流暢なセールストークに、負けないチャキチャキの少年が片手で敬礼した。


「姐さんの第一の子分カイっす!! お使い、掃除、力仕事、その他雑用何でもやります!! よろしくお願いするっす!!」

「相変わらず、元気いいね、君」

「あっしは、元気だけが取り柄ですから!!」


 ユリアさんは、すっかり憑き物が落ちたように、可憐な十代の少女になっていた。そんな彼女をまた、あの掃き溜めに追い返すなんて、出来っこない。それに、従業員を増やして、俺は酒造りに専念するつもりだったから丁度いいと思った。


「わかりました。お二人ともうちで働いて下さい。」

「やったー! カイ!」

「はい! 姐さん!」

「「イェーイ!!」」


 二人は息を合わせるように、ハイタッチをしていた。こうしてみると、姉弟みたいだよな。


「それじゃぁ、早速ですけど、荷物は裏手に置いてもらって、開店準備を手伝って下さい。今日からみっちり、仕事を覚えてもらいますから」

「はい、オーナー!」

「了解っす、旦那!」


 それから、彼らには1週間付きっきりで店の仕事を教えた。ユリアさんの仕事ぶりは、目を見張るものがあった。教育を受けていただけあって、読み書きに計算まで出来た。この世界では、読み書きが出来れば一人前として認められる。特に計算は、商人ならともかく貴族でなければ、店を経営できるほどの教育は受けられない。さすが、一晩金貨一枚の夜の蝶だ。


 それに彼女は、貴族を相手にすることも想定されて、歴史とか周辺の勢力図に少し理解もあった。それはともかくとして、明日からでもこの店を任せても大丈夫なほど、彼女は経営者に向いていた。


 それとカイの存在も頼もしいものがあった。彼は片腕しかないが、そんなハンデをものともせず重い酒樽を軽々と、転がしながら移動させていた。これはユリアさんには出来ない事だから、非常にありがたい戦力だ。


 全てが順調のように、思えたのだが……。


「はぁ〜〜」

「おいおい、どうしたんだよ。そんな深いため息なんかついてよ! お前は自分の幸運に気づいてるのか?」


 ブルガの一件も落ち着いて以来、またベンのやつが仕事をサボって、酒を引っ掛けにやって来ていた。


「あぁ?」

「あぁあぁ??! 何トボケてんだよ!! 一体どう言うことだ、この街で一番熱い女がどう言うわけで、お前の店で働いてるんだってんだよ!!」


 ベンはカウンターから乗り出すように、可憐なドレス姿で接客をしているユリアさんに目配せしてきた。やっぱり有名なんだなユリアさん。それにしても、彼女が夜じゃなくてお日様の下で、赤いドレス姿でいるのが何か新鮮だ。


 本当に、ここは俺の店なのだろうか。彼女のおかげで、店が明るくなったような気がする。そんな彼女に、俺は惚けちゃって、ベンはそれに怒った。それを仲裁するように、もう一人の親父が割って入ってきた。


「まぁまぁ、それは良いじゃないですかベンさん。それよりよ、兄ちゃんにはもっと気がかりなお人がおるでしょうに?」


 いつもの常連その二である、ナッツの親父もいる。この二人いつも一緒にいるよな。出来てるのか?……オェェ、やな想像させんじゃねぇよ。はぁ、何考えてんだ俺。


 この一週間、新しい従業員の教育をしていた訳だが、一向に気掛かりだったティナさんの行方が掴めぬままだった。


「あぁ、あのハーフエルフの狂い姫な」


 俺はベンが、聞き慣れない言葉を口にしたのが気になった。


「狂い姫?」

「ん?まさか、お前知らないのか? あのハーフエルフの姉ちゃんは、王都でも知らない奴はいない、おっかない女なのよ。なんでも、王様から任された騎士団員を、気に入らないからって、全員半殺しにしたらしいぜ。それに、王太子殿下まで殴り飛ばして、一時全国手配されたらしいぞ」

「その話なら、俺も聞いたことあるよ。最終的には、王様の心臓突き刺そうとして、王様が命惜しさに恩赦を出して一件落着ってな!」


 二人とも三文芝居で、よくもまぁ楽しそうに喋りやがる。それにしても、ティナさんにそんな過去があったとは知らなかったな。ん? そういえば俺も彼女に出会った頃は、剣を突きつけられてたな……。あながち、噂も嘘じゃないかもな、はははっ。


 店の呼び鈴が鳴った。


「いらっしゃい! あれ、貴方は確か……」

「お久しぶりです、ショウゴさん。商業ギルドに勤めているエマです」


 確かに、彼女は商業ギルドの制服に身を包んだ、茶髪の女性だった。すると、だんだんと思い出してきた。


「もしかして、受付嬢のかたでしょうか?」

「はい」


 彼女は何やら物々しい表情をしていた。とりあえず、落ち着いて彼女の話を聞いた方が良さそうだ。彼女は、ティナさんと幼馴染だったはずだから、何か知っているかもしれない。


「どうぞ、こちらに座って下さい」

「有難うございます」

「何か飲みますか?」

「いえ、お構いなく」

「それじゃ、お水をお出ししますね」


 彼女は、軽く会釈をしてきた。彼女なら、ティナさんの居場所を知っているんじゃないだろうか。そう思って、話しかけた。


「「あの」」


 奇しくも、二人の声をかけるタイミングが重なってしまった。


「ショウゴさんから、どうぞ」

「あはは、すみません。実は、ファウスティーナさんの事でお聞きしたいことがあって、彼女今どこにいるか知りませんか?」


 彼女は、俺がそう言うと、明らかに少しほっとしたようだった。それでいて、重い口も軽くなったみたいで、話し始めてくれた。


「実は私も、ティナの事でショウゴさんにお願いがあって来ました」

「僕に、お願いですか?」


 彼女は、少し言いづらそうだった。誰かに遠慮しているようで、その視線の先にはユリアさんが居た。すると、接客を終えた彼女が空気を察して、店の外で並んでるお客さんの接客に行ってくれた。さすが、夜の蝶、場の流れを読むことには長けている。エマさんは、ようやく口を開いてくれた。


「ティナの事を、迎えに行ってくれませんか? このままじゃ、あの馬鹿死んじゃいます!」


 死ぬ? ……一体、誰が。


「それは一体どういう−−」


 エマさんの話を聞いて、俺はすぐに店を飛び出していた。その際に、店番はユリアさんに任せた。急いで、馬小屋に向かってベッラの手綱を取る。俺は、本当に大馬鹿野郎だ。


 無断欠勤が一週間も続いたのに、自分勝手な理由で彼女を探そうともしなかった。言い訳はいくつもある。彼女は一人で、どんな敵も打ち砕く力がある。だから、彼女の身は安全だと思ったし、この世界では無断欠勤は珍しい事じゃない。そう言うときは、店が勝手にそいつを首にするだけだから。


 俺の心模様でも透かしたように、さっきまで青空だった空に黒い雲が現れ、海の上にあった入道雲は雷を纏い、頭上に雨が落ちてきた。


 エマさんの話だと、ティナさんはあの日から、今は使われていない古い訓練場で寝食を忘れ、素振りをしてもう七日だそうだ。幼馴染の彼女の言う事に一切、聞く耳を持たず取り憑かれたように、素振りをしているらしい。ユリアさんと俺の色恋話は、瞬く間に町中の娯楽の一つとなって、それがエマさんの耳にも入り、それを憚って今の今まで相談できなかったそうだ。


 そして俺は、アクアリンデルから出て西の森に来ていた。いまだに、強い雨が降り注いでいる中、ベッラから降りると容赦なく足元のぬかるみが、俺のズボンを汚した。その訓練場は、兵舎が立ち並び放棄されてから、まだ時間はそこまで経っていないようだった。まだ、彼女の姿は見えないが、この雨の中からでも、彼女のレイピアが空を切り裂く音が聞こえてきた。


 その音を頼りに、ベッラの手綱を引きながら、歩いて行くと、開けた広場に出た。弓の的や、仮想敵のカカシがずらっと並んでいて、その広場の真ん中に彼女はいた。


 白い軍服は、汗と土埃で茶色くなっていて、もう何日も湯浴みもしていない彼女の銀髪は乱れていた。その乱れは、彼女の剣筋にも現れている気がした。剣術に関して、とんと素人の俺だが彼女の突きを、一度でも見たことがあれば分かるはずだ。


「ティナさん」


 彼女は、何も答えなかった。俺は、もっと近づいて、彼女の名を呼んだが返答はなかった。彼女の金色の瞳が、濁っている。俺のせいなのだろうか。俺が、彼女の剣を否定してしまったのだろうか。


 ここでもまた、前世で理不尽にクビにされたように、頑固な彼女の望み通り消えるべきだろうか。そしてまた、あの時こうしていればと、悶々とした後悔を抱えて生きるのか。


「違うだろ。そんな後悔抱えて、この先美味い酒が飲める筈もない。ましてや、美味い酒は造れない。ティナさん、あなたは相変わらず頑固ですね」


 彼女の素振りが、少しだけ鈍った。よかった、声は届いている。


「剣ばっかり、振り回して、肝心なことは一言も言ってくれない。出会った時から、何一つ変わっていない。でも、その真っ直ぐで不器用なところが、あなたの良さなんでしょうね。なら、俺も初めて出会った時のように、体当たりで行かせてもらいます」


 俺は、真剣で素振りをしている彼女の前に両手を広げて躍り出た。彼女が素振りをやめなければ、俺は彼女に切られて死ぬだろう。ここは、信じるしかない。彼女の、金色の瞳を俺は真っ直ぐ見つめた。


 ティナの剣筋が鋭さを増した。真っ直ぐに、俺の顔へ向かって伸びてくる。さすがに俺は恐怖で目を閉じた。死ぬ!! …………そ〜っと目を開けた。レイピアの先端が、俺の眉間寸前で止まっていた。


「なんで、放っておいてくれないんだ。お前のせいで、こんなにも苦しんでいると言うのに!お前を忘れる為に、こうしていると言うのに……」


 彼女の声は掠れていた。本当に一週間、一言も発さずに素振りをしていたのだろうな。


「そんなの嘘ですよ」

「嘘じゃない!!」

「本当に、俺のことを忘れたいなら、俺の手が届かないところに行けばいい。俺だって、ティナさんの事を忘れたかったら、わざわざこんな雨の中迎えになんて来ませんよ」


 俺は、一歩前に出て彼女のレイピアを額で受け止めた。血が少し出たが、雨で流されていく。彼女は、気圧されるようにレイピアを地面に投げ捨てた。


 俺は驚きを隠せなかった。命よりも大事にしていた、レイピアを投げ捨てるなんて、相当弱っているんだ。そして彼女は、叫んだ。


「剣士ファウスティーナはもう死んだんだ!!当てが外れたな酒商人!!私の剣がお目当てなら、他を当たってくれ。私の剣の美しさは、娼婦にも劣るのだからな……」


 若いなぁ。彼女のこういう少し的外れな所は、なんていうかホッとすると同時に、呆れるというか。困った子だな。


 俺は彼女のレイピアを拾い上げ、彼女の鞘にしまった。そして、彼女を抱きしめた。


「なっ?! 何をする////」


 彼女は俺よりも身長が高い、俺が彼女を抱きしめると、わざとじゃないが丁度彼女の豊かな胸に顔がうずくまった。そして俺はそんな彼女の抱き心地を、率直に述べた。


「冷たい」

「へ////」


 彼女の顔を見上げながら、俺はそう言った。彼女の体はすっかり冷え切っていた。ずーっと素振りをしていたのに、これほど体が冷え切っているのは異常だ。いや、むしろ体に無理を強いていたから、当たり前の生理反応なのか。


 彼女の肉厚な唇が、紫色に黒ずんで震えていた。


「さ、とりあえず、雨の凌げるところでお酒を飲みましょう」

「な、何を言ってるんだお前は、こんな時に酒だと」


 俺はわずかばかりの抵抗をする、彼女の背中を押し切り、屋根のある場所へと彼女を誘導した。


「知ってますか、北方の人はあまりの寒さの中、ウオッカを何杯も飲むんだとか」

「あ、あのなぁ! 今私はそんなことを聞きたい訳じゃ」


 俺の淡々とした態度に、彼女は豆鉄砲を喰らった鳩のように、呆気に取られ、俺にされるがままだった。彼女を、訓練所側の雨宿りができる場所まで連れて行った。


「はい、そこに座って。濡れた服は、全部脱いじゃいましょうか。僕は背を向けて、お酒の準備をしてるんで、これに着替えちゃって下さい。これエマさんから預かって来た服です」


 俺はアイテムBOXである巾着袋から、次々と道具を出し始めた。訓練所には、薪ストーブが残されていて、まだ使えそうだった。ここにあらかじめ家で用意していた薪を入れて火をつけた。それを使って、お湯を沸かし、ティーポットにお湯を注ぎアールグレイを用意する。


 紅茶が出来たら、今度はウイスキーを煮出して、アルコールを飛ばし、紅茶とウイスキーをお好みの割合で混ぜ合わせ、最後に温めたミルクと蜂蜜を混ぜ入れれば、ロイヤルミルクティーの完成だ。栄養満点で、冷えた体には最高の贅沢品と言える。


 その間に、ティナは汚れた服を全て脱ぎ、エマが用意した白手のセーターと黒いズボンに着替えていた。彼女の冷たく震える手に、ティーカップを持たせた。そこに、ロイヤルミルクティーを注いだ。


「さぁどうぞ、ロイヤルミルクティーだ。ゆっくり飲んでな、少し冷ましたけど火傷に気をつけて」


 ティナは、すっかり優しい顔になっていて、素直に頷き、ロイヤルミルクティーを口にした。最初は、味見と温度を知るために軽い一口、そして体が欲していたように、半分ほど飲み干した。


 すると、彼女は両手でティーカップを持ち、しばらく俯いた。気づけば、彼女の大きな瞳からポロポロと涙が溢れていた。


「……ずるいな」

「ん?」


 彼女の声は震えていた。


「ショウゴ、お前は本当にずるいやつだ。私のために、このロイヤルミルクティーとやらを作ってくれてる、お前の背中を見ていたら、全部……全部どうでも良くなったよ」


 なんて良い顔をしているんだろう。もう彼女の見せた笑顔には一片の、迷いも無くなっていた。俺は彼女に思い出して欲しかった。俺と彼女の出会いは最悪だった。それでも、俺たちが分かり合えたのは、ウイスキーのおかげだ。お互いの、意地を見せつけあったから、今の俺たちがある。


 ロイヤルミルクティーは、紅茶の風味とウイスキーの香ばしいモルトの香りが立ち上る一杯だ。この間、彼女と飲んだカルアミルクを思い出して、牛乳を入れられるお酒は他に無かったかなと思った。味としては、とても甘くてまろやかもので、荒んだ彼女に一番必要なものだと思った。


「また、私を雇ってくれるか……」


 戻りたい、そんな気持ちが溢れていた声だった。


「そうだねぇ、君以外がこの世界で俺を守ってるところが、想像できないよ。ま、男としては少し、いぃや! かなり、情けないけどさ」


 少しとぼけたように、返答を返すと、俺のニヤついた視線を受け入れてくれたのか、ロイヤルミルクティーを飲み干すと、いつもの強気なティナさんが帰ってきた。


「ふっ、そうだな。その細腕では、お得意のウイスキーも守れやしないな……。仕方ない、ショウゴ! お前は私よりも娼婦を選ぶような美意識のかけらも無い、気に食わないやつだが、お前の造る酒は美しい。美しいものは守らねばならない! それが私の信条だ」

「ティナは、そうでなきゃ! 明日からまたよろしく頼むよ!」

「あぁ、任せておけ」


 いつの間にか、雨はすっかり止み。真夏の熱気と喧騒が戻ってきた。彼女と僕はベッラの背に揺られて、彼女はよっぽど疲れていたのか、俺の胸の中で寝てしまった。


 俺よりも大柄な彼女が、ベッラからずり落ちないようにして、帰るのが中々大変だった。


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