第7話テスト
中学生になって初めての期末テストまで2週間、僕は勉強はそれなりに得意でクラスでも上位で数学だけは河合さんより点数が良かった
僕は普段から教室に残って勉強してからみんなが部活終わる前くらいに帰るのが日課になっていたからいつも通り教室で勉強しているが今日は僕だけじゃなかった
河合さんが教室で勉強していた、実質2人きりで教室にいるということになる
僕は少しモヤモヤしながら数学の勉強をしていると、僕の事を呼ぶ声がした
『木仁成くん』 河合さんが声をかけてきた
僕の胸はトクトクと少し痛みを感じた
顔に出さないように僕は答えた
『どうかした?』
彼女が近づいてきた
『数学の勉強していたんだけどわからないところがあって教えてくれない?』
初めて彼女に頼られた僕は『うん、いいよ』
と答えた
これがきっかけでテストの前日まで毎日一緒に勉強した
そしてテストが終わり2人とも数学だけじゃなく他の教科も高得点だった
それから彼女とはこの2週間で2人きりなら話しかけられるくらいになった
今度機会があれば商店街の時のことを聞いてみたいと思った
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