第26話ー① 臣民最大の悲しみに送られて(公式発表)


 東部軍管区

 首都星ロージントン

 錨泊宙域

 装甲徴税艦カール・マルクス

 局長執務室


「損傷艦の修理にはあと一週間ほど掛かりそうです。特にヴァイトリングの修理には時間が掛かっておりまして……」


 徴税二課課長補のハインツ・ラインベルガーは修理艦艇リストをモニターに表示させて説明を続けた。一月の無人艦襲撃事件、二月の惑星アーカディア強制執行を終えて三月に入ったのに、特別徴税局は全艦が揃わないまま強制執行を続けていた。


 特別徴税局は固有の拠点を持たない。これがどういうことかというと、細かな武装やセンサー類、ちょっとした装甲板の破損以外の、推進機関、動力炉に関わる整備――重整備と呼ばれる――はすべて民間の造船会社や、帝国軍の建艦廠の支援を受けなければならないということになる。先方は様々な取引先との契約や、軍のスケジュールに関わる補修工事を抱えており、公用艦船特例で割り込みで入れたとしても時間が掛かる場合が多い。


 だからこそ特別徴税局は大火力、大兵力で敵に反撃の暇を与えず、短期間に執行を終わらせる方法をとらざるを得ないということでもあった。


「留守番は最小限にして、他艦のクルーとも入れ替え入れ替えで休暇を消化してもらうのはどうでしょう。最近は休日出勤や超過勤務が続いておりますし」


 斉藤はそういいながら、自分のたまっている代休の数を数えていた。


「執行には問題ない?」


 斉藤の提案を受けて、永田は相も変わらず緊張感の無い表情を、秋山徴税一課長に顔を向けた。


「人員面では斉藤君の案で問題ないでしょう。艦の方は、損傷艦はあとから合流させることにして、本隊に損傷艦を集めて、本隊の無傷の艦を実務課にまわしています。スケジュールも押していることですし……ただ、再度の襲撃などを考慮すると、各課独立で動かすのは、不安もありますが」

「あ、それは大丈夫じゃないかな」


 秋山が眉間に皺を寄せていたが、永田は気楽に答えた。


「はっ? それはどういう……」

「まあ、それはいいじゃない。それに、そろそろ戦力補充もできそうだし」


 永田がニタニタと笑うと共に、局長執務室の扉が勢いよく――本来電磁モーターで一定速度で開閉するはずなのだが――開かれた。


「完成じゃ!」

「は、博士? 何のご用で……?」


 特別徴税局が誇る極彩色の脳細胞、アルベルト・フォン・ハーゲンシュタイン博士が白衣をはためかせながら現れた。斉藤もラインベルガーも秋山も、その場を逃げ出したい気持ちで一杯だったが、とりあえずこの三人から秋山が代表して、博士に執務室来訪の目的を問いただした。


「これを見て貰おう!」


 博士が指を鳴らすと、執務室のモニターが艦外を映すカメラに切り替わる。


「あ、あれは!」


 秋山が腰を浮かし、博士は満足げに微笑んだ。


「博士! なんであんなものがここにあるんです!」


 斉藤がモニターを指さし、悲鳴に近い声を上げた。カメラに写るのは鋭利なナイフのような船体に、巨大な推進機と、これでもかと艦砲を載せた異様な姿をしていた。


「あんなもの?」

「タルピエーダ級でしょうアレ!」


 タルピエーダ級。過日の特別徴税局襲撃事件のときにも襲いかかってきた無人戦艦。元々フリザンテーマ公国軍が鳴り物入りで建造、就役させた新思考の無人艦だが、就役式典で暴走し、八隻の内七隻が行方不明、一隻はフリザンテーマ公国内で特別徴税局により自沈処分……とされていた。


「ほう、あれだけ外装に擬装を施しても素体を見抜くとは。やはり斉藤君はさとい子じゃ」

「誤魔化さないでください! 局長、あれはどういうことです?」

「あー、いやー、実はさ、フリザンテーマ公国で自沈処分したことになってるんだけど、拿捕してたんだよね」


 斉藤はフリザンテーマ公国内で行なわれた戦闘について、徴税一課と二課の作成したレポートしか見ていない。その頃斉藤は特課として本隊から分離して動いていたので、真相を今まで知らずにいた。


「はい!? じゃあ航路保安庁とかフリザンテーマ公国には嘘ついたんですか!?」

「うん」

「うんじゃなくてですね……!」

「すまん斉藤君、黙っていて悪かった……」

「申し訳ない……」


 たまらず秋山とラインベルガーが良心の呵責に耐えかねて頭を下げた。


「秋山課長が謝ることでは……」

「まあまあ! ともかく戦力不足の我々特別徴税局に新顔の登場だ」


 永田は無理矢理斉藤を言いくるめて、ニコニコと笑っていた。


「元々タルピエーダ級は主砲艦本式荷電粒子砲三連装八基、同電磁砲連装一二基、誘導弾、近接防御火器多数を備えた無人火力プラットホームとして建造されていたのだが、これをさらに増強、重荷電粒子砲、スタン・カノンなどを増備した」

「……こんなものどうするつもりですか?」

「火力はなんぼあってもいいですからねってどっかの芸人さんが言ってるじゃない」

「そんな芸人いません! ていうかまさか最近局長が博士に辺境へ出張させてたのって、これのためだったんですか!?」

「ふふふふ、斉藤君、この特別徴税局の極彩色の脳細胞ハーゲンシュタインを舐めて貰っては困る。もっと面白いことになるから楽しみにしておれ」


 博士の高笑いを、斉藤と秋山はうんざりとした表情で聞いていた。


「そうだ局長。一つやらねばならないことがある」

「え?」

「名前じゃ。偽装した船籍とはいえ、名前がなければな」


 まさか総務部に頼むわけにもいかず、ラインベルガーと秋山が趣向を凝らした無人艦の船籍登録簿は、これからロージントンの東部運輸局に提出されるが、表向き、この無人艦は惑星アーカディアで拿捕された改造艦艇を補修して使っていることになっている。


「名前、名前ねえ……カール・マルクスがいるんだからミハイル・バクーニンなんてどうかな」


 カール・マルクスとたもとわかったアナキズムの旗手。戦う革命家、ミハイル・バクーニン。態々そんな名前を持ってくる局長のセンスに、斉藤は呆れるやらある意味で感心するやらだった。


「ではラインベルガー、ミハイル・バクーニンで登録を頼む」

「はっ……承知しました」

「あとは頼むぞ。バクーニンの最終調整をしておかねばな……ふふふ、うわはははははは!!!!」


 高笑いしながら執務室を出て行った博士を見送りながら、永田以外の三人はこれから何が起こるのか、あるいは起こすのか暗澹たる表情で溜息を吐いた。



 徴税四課 電算室


 局長執務室で新造艦就役に悲喜こもごも――悲の比率が高いかもしれない――の状況だったころ、徴税四課の牙城、電算室に瀧山徴税四課長の怒号が響いていた。


「はぁ!? 言うに事欠いて原因不明だぁ?」


 帝都中央官庁システム不正アクセス事件と仮称された不祥事から二ヶ月も経っている。瀧山は当事者として特別徴税局を代表して帝都にいる内閣府中央官庁整備局他、IGSC、各省庁システム担当部門との会議に臨んでいたが、途中から瀧山はキレっぱなしだった。


『わ、我々も今回のことは全くの想定外で……』


 中央官庁整備局の淳于水晴じゅんうすいせい局長が脂汗を流しながら瀧山に答えたが、当然この回答は瀧山に新たな燃料を投下しただけだった。


「想定外ぃぃ? おそれ多くもかしこくも帝都中央官庁がゴロツキ共のターゲットにならねえワケがねえだろ。何入ってんだよそのデケぇ頭。テメェらの代紋は飾りかぁ? よくその程度で技官採用受かったなあ、おい」

『……っ!』

「おー、一丁前に怒ってるのかぁ? じゃあ言わせてもらうけどよ――」


 なにか言いたげな関係者達を前に、瀧山は不敵で不適な凄みのある笑顔を浮かべた。瀧山の会議を日課の礼拝とヨガをこなしながら聞いていたターバンは、これが瀧山の”口”撃開始の合図だと知っていたので、通信の相手方の冥福を彼の信じる神へ、ついでに祈っておいた。


「テメェら地下の冷蔵庫の中身のどれだけを理解できてんだ。セキュリティホールも確認出来てねぇ、防御はお粗末、挙げ句国税省外局に電子戦仕掛けて殺しかけてるんだぞ。中央官庁のシステム部門も同レベルだ。あっさり不正アクセスされて制御権奪われやがって。モタモタしてる間に幹線を物理的に切断してバックアップへ移行しておけば、こんなトラブルまで発展しなかっただろう。大体移行運用もトロいんだよ。責任回避だけに全振りして決断を先送りにするからこんなことになってんだ。大体こんな愚にもつかねえゴミみたいな報告書作成するにしたって二ヶ月だぞ、二ヶ月。一月中旬の出来事が二ヶ月掛かってなにも分かりませんでしたってことが分かりましただぁ? おい聞いてんのか?」


 少なくとも帝都中央官庁システム部門に居る者が無能ではない筈だが、瀧山の攻撃は的を射ていただけにダメージは大きかった。


『と、ともかく。第二次報告書は後ほど提出されるので、各自それで子細は確認して貰いたい。それでは解散とする』


 座長の淳于整備局長が無理矢理会議を終わらせなければ、瀧山による批判はあと一〇分は続いただろうと、脇から聞いていたターバンは考えていた。


「なぁにが事故だ。惚けるのも大概にしろってんだよ。ったく……」

「しっかしホントに帝都でも今回の事件の様子はわかっとらんのと違う? うちのログでは中央官庁コンピュータ群より先の攻撃対象者は掴めへん」


 ターバンは事件当時のカール・マルクスメインフレームへのアクセスログを閲覧していたが、中央官庁からのものであり、それ以上たどれないことを改めて確認した。


「それが問題なんだよ。経路も手段も不明じゃ同じ手段が使われたら対処できねえだろうがよ……ま、うちの報告書は出したし、これで一旦終いだな……いや、どうだかな……」



 局長執務室


「ただいま戻りました」

「おかえりロード」


 先日来、本隊とも特課とも別行動を続けていたロード・ケージントンが久々にカール・マルクスへと帰還した。


「帝国中駆けずりまわってもらって、ご苦労様」

「いえ、久々に旧友と会うことも出来ましたし……斉藤はどこへ?」

「今徴税三課のオフィスにいるんじゃないかな。呼ぶ?」

「特課課長、局長付としても知っておいて貰うほうがいいでしょう。部長級と瀧山課長も呼んでいただければ」


 数分して、ロードがあげた幹部達が局長執務室に来たところで、ロードが本題を切り出した。


「西条部長はこのあとすぐ来るとのことでした。調査部は戦場のようでしたが……」


 西条を呼びに行った斉藤は、調査部オフィスの物々しさをそう表現した。


「先の電子戦および無人艦による襲撃の実行犯が確認出来そうな資料が見つかりまして」

「おお、そりゃあ是非見たいねえ」


 執務室のモニターにいくつかの組織の調査書が表示された。


「これは外事の持つデータを拝借してきたのですが――」

「外事って五一五号室? 内務省の? 実在してたのか……」


 瀧山が驚いたように言うが無理もない。一般レベルでの五一五号室とは、週刊誌でたまに取り上げられる真偽不明の特務部隊という位置づけだったからだ。幾度か五一五号室をモチーフにしたと思われるドラマも作られたが、内務省はそれについてコメントを出していない。


「去年のチャンネル8のドラマも五一五号室絡みでしたね。主演のファビアン・ルアールさんの演技が良くて」

「あー、セシリアはああいうのがタイプ? 年下のかわいい系」

「もう、ミレーヌったら。あなたこそ――」


 ミレーヌとセシリアの談笑が続こうとしたところで、ロードが軽く咳払いした。


「続けてもよろしいですか? まあドラマのような派手な活動はしていません。地味な諜報部門ですよ……それはともかく、外事課で掴んでいた情報によると、辺境惑星連合のセクトの一つ、革抵連正統派に、IGSCの内部情報が漏れていたようです」


 革抵連正統派、正式には革命的抵抗者連合体正統派は『解放と自治』という超国家的思想集団が帝国暦四五〇年頃に分裂して誕生した対帝国最強硬派の一つで、武装船舶による帝国辺境での海賊行為はもちろん、工作員による辺境星系の分離独立工作なども行う。


「あっさり攻め落とされたのはそれが事由ってことか……」


 瀧山は口惜しそうにモニターの資料を睨んだ。ここまで分かっていたなら、内務省から各所に情報共有して対応することも出来ただろうに、と考えていた。


「いやちょっと待て。革抵連のスパイが帝国中枢い潜り込んでるってことか? IGSCだって無駄飯喰らいが多いって言っても、無能ってわけじゃねえ」

「スパイについては居ることは居るのでしょう。しかし問題はこの情報の出所です」


 資料を読み込んで、なにかに気付いたらしい瀧山の指摘に、ロードは首を振った。


「IGSCからではない、と?」


 斉藤の言葉に、想定通りの答えを返してきた生徒に対する教師のような表情で、ロードは満足げに頷いた。


「斉藤、以前私掠船税の未納付を摘発したことを覚えているか?」

「DSAですか?」


 ドレーク・スター・アライアンス、略してDSAは私掠船運用を行なう民間軍事企業で、造船部門やコンピュータシステム開発も行なう巨大企業だった。しかし、斉藤の活躍により私掠船税その他の脱税が発覚し、さらに帝国から賊徒への武器輸出を禁じた輸出管理法その他の違反も発覚し業務停止命令が出ている。


「内務省が調査したところ、DSAがIGSCの内部情報を保持していたことが判明していた」


 ロードの出した資料を見て、瀧山が首を捻った。彼としてもその繋がりには不自然なものを感じるらしい。


「たかだか民間軍事企業が、官公庁システム開発部門の根幹の情報を?」

「はい。これは辺境惑星連合のスパイというよりも――」

「獅子身中の虫、ということですか?」


 斉藤がロード・ケージントンの言葉を引き継いだ。


「そういうことだ。極秘裏に流出経路は調べているようですが、その辺りは大理石の連中も口を噤みました……まあ、いくつか予想はあるのですが」


 口を濁したロード・ケージントンの言葉を引き継いだのは、それまでタバコを吸いながら報告書を見ていた永田だった。


「大公殿下の差し金でしょ」

「永田、それは……」


 あまりに明け透けな言い方に、笹岡も顔を顰めたが、永田は気にすることなく続けた。


「つまり筋書きはこうだ。我々帝国は、周囲に帝国を解体しようとする悪しき叛乱分子囲まれている。辺境部の惑星への浸透工作だけでなく、武力を用いた侵攻や、帝国中枢に対する電子戦なども繰り広げている。これら辺境問題の根本的解決は、帝国の拡大、つまり辺境惑星連合を完全に覆滅せしむることにあるのだ、と」

「ちょっと待ってください! それじゃあ局長は、マルティフローラ大公が帝国の情報を賊徒に売り渡し、それによって自説の正しさを補強しようとしていると言うんですか?」


 永田の話した筋書きに、セシリアが狼狽えたように口を開いた。


「補強というより、そういう状況に誘導しているということなのだろうね。敵に塩を送りながら、送った相手を使って自分達の政治的な立場を強くしていこうという」

「そんな……」


 唖然とする斉藤をよそに、永田は暢気に番茶を啜っていた。


「まあ外敵の存在を喧伝して国内体制を強化ってのは、手垢のこびりついた手法ねぇ」


 呆れたように煎餅をかじったミレーヌが言うが、あとの面子は黙りこくってしまう。斉藤だけでなく、瀧山や笹岡もだった。ロード・ケージントンは愛飲の葉巻を咥えたままジッと永田を見ていた。


『局長! 西条です。今よろしいですか?』

「あっ、ちょうどいいな。入って入って」


 斉藤が声を掛けるのも躊躇ためらったほどの形相の西条が、執務室に入ってきた。


「打ち合わせ中御免!」

「お疲れさん西条さん。はいこれお茶」

「あっ、すみません……熱っ! いやそれはともかく局長! パラディアム・バンクの顧客名簿の洗い出しが完了しましたが……これをご覧ください」


 モニターが西条の持ってきたデータに切り替わる。斉藤達が監督官相手に四苦八苦していた頃、本隊や実務課で強制執行に入るも、失敗していた企業のリストが表示されている。


「執行が失敗した企業、個人、全部が顧客名簿にあった、と……かなりの額が連合デナリオンに両替されてるってことだね」


 永田は珍しくしかめっ面で西条が持ってきたデータを見ていた。


「しかも、経営実態そのものが不明の企業ばかりです。パラディアム・バンクを経由した辺境惑星連合への資金提供のための、ペーパーカンパニーだったと見るべきでしょうな。私の実地調査とも合致します」


 ロード・ケージントンの言葉に、一同は一様に苦い表情をしていた。


「なるほどねえ……登記上の代表者は、もしかして全部偽の戸籍かな」

「はい。ケージントン課長に現地国税局や税務署に問い合わせてもらいましたが、該当する企業や個人は管区内に存在しません」


 笹岡の問いに、西条が苦々しく言葉を発した。


「現在、これらの口座の持ち主の調査を継続しております。内務省には共有しますか?」

「いや、やめとこ。内務省がどこに漏らすかわかったもんじゃないし」


 永田の内務省不信は筋金入りだった。もっとも、帝国臣民のうち内務省を信用するような人間はそうそう居ないとも言われている。


「しかし、誰かが金を出していることは事実だろう。さあ、どこのだろうねえ……ま、その辺りはおいおい明らかになるか。ロード、西条さん、お疲れさん。今日はゆっくり休んでね」

「年のせいか些か疲れた……とはあまり言えませんな。ハーゲンシュタイン博士のような例を見ていると」

「博士にはまだまだ色々依頼してるからねえ。開けてびっくり玉手箱ってね。さ、皆仕事に戻ろう!」


 永田の気楽な声に、斉藤以下この密談の出席者はうんざりと、あるいは面倒くさそうな表情を崩すことなく頷いて執務室を後にした。

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