第113話 荒廃した世界

最近、とあるゲーム実況を立て続けに見ました。そのゲームとは『The Last of Us Part II』と『Dying Light 2』。両者とも人を襲う感染者(ゾンビ的存在)が存在する舞台のゲームです。これらのゲームを見て『進撃の巨人』『風の谷のナウシカ』を思い出しました。これらも巨人や蟲といった人を襲う生き物が蔓延る舞台としています。


ここで全ての作品に共通はしていませんが、重なっている主な設定を列挙してみます。


・人を襲う存在以外にも水、食料、物資が簡単に手に入らないという不足が脅威となっている

・インフラや文明が崩壊している

・歴史を語る人物がいたり、文書が残されていたりする

・脅威から逃げるための巨大な壁がある

・壁の中に大きな町や都市がある

・壁の中に人々をまとめ上げるため、独裁的な人物、組織、グループが存在する

・独裁に対して敵対する人物、グループ、もしくは自由な人々が存在する

・人を襲う存在を崇める、もしくは世界が荒廃したのは神罰だと唱えるカルト的グループが存在する

・世界の荒廃の原因に人間が関わってる

・世界の問題の解決策はあるにはあるけどベストではない

・問題を解決するため、主人公、もしくは仲間の誰かが犠牲になる

・人を襲う存在そっちのけで復讐に生きる人物がいる


とまだまだありそうですが、とりあえずこの辺で。そして自分は荒廃した世界が舞台の作品を見ていつも次のことを思います。


人間を襲う存在よりも人間のほうが怖くね…?


団結すれば生き残れるのになぜか対立しちゃう。ここぞという時に裏切るヤツがいる。死を神聖なものとして捉え、犠牲を迫る狂信者がいる。その場面を見る度に人間っておぞましいな…と感じます。


極限状態になると人間の本性が現れるとはよく言ったものですね。荒廃した世界だからこそ極限状態の人間を描きやすいのでしょう。


設定を列挙してたら、なんだか書きたくなってしまった…。


ここまでお読み頂き、ありがとうございます!

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