第12話 創作には型がある
ちょっと前の話になりますが、GWにユーチューブで配信されている創作動画をけっこう見ました。主に見たのは『宇宙兄弟』の担当編集をしている佐渡島庸平さんの「マンガ編集者・佐渡島チャンネル」。創作に関する内容を扱っています。
全部は見ていませんが、佐渡島さんがまず何よりも伝えたかったのは「創作には型がある」ということだと自分は受け取りました。
創作は天才にしかできない。創作で大事なのは才能。物語はある日突然降ってくる。
以上のような都市伝説的な考えに囚われてしまい、書けなくなってしまう漫画家さんがいるとか。
特に日本だと創作は「ひとりでやるもの」という考えがあるため、上の考えが根強いらしいです。昔ある番組で見た気がするのですが、ハリウッドとかディズニーでは複数で脚本を作っていた場面がありました。しかもアメリカでは有名大学が創作を研究している。佐渡島さん曰く、韓国のエンタメ界は積極的に人材をこの創作の最先端に送り出すとか。そりゃヒット作を立て続けに出すわけです。
佐渡島さんは創作へのハードルを低くするため、動画上でしきりに型が大事だと言っていました。対談したある漫画家さんは「型」にさえアイディアをはめ込めば、読み切りは簡単に書けるようなことを言っていました。
自分はキャラ作りが苦手です(シナリオライターとしては致命的…)。だから「キャラ作り」に関する動画を優先的に見ました。結果、自分のキャラ作りは穴だらけだとわかりました…。こんなキャラの作り方じゃ読む人に応援されない、共感されないよね…と反省しきりでした。
特に印象的だったのはキャラは「関係性」の中で描くこと。自分は「行動原理」さえしっかりしてればいい、と思い込んでいました。わかっていたけど、わかっていたけど、わかっていませんでした……。キャラの設定はできているけど、ただただ圧倒的に作りが「甘い」「雑」。神は細部に宿る、とか言いますけど自分に足りないのは、結局これなんですよね…。
「創作には型がある」
インプットしたことを何回に分けて整理できればと思います。よろしければお付き合いください。
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