第6話 直しは当たり前
ちょっと前になりますが、YouTubeで「MILLION TAG」という番組を見ました。
「MILLION TAG」(ミリオンタッグ)とは、新人漫画家が編集者と6組のタッグを組み最高のデビューを目指し競いあう、漫画家発掘オーディション番組。6組のタッグは「少年ジャンプ+」が用意した4つの課題に取り組み、最終課題で1位を獲得した優勝者に賞金500万円と豪華副賞が贈呈される。
以上がホームページに記載された概要です。
言ってみれば漫画家版M-グランプリ。青春モノのドラマのようでおもしろかったです。創作のモチベーションも上がりました。見て損はないという番組なのでお勧めします。
見ていて色々と思ったことがありますが、印象的だったのが「直し」。番組では直しが当たり前の作業として映っていました。
自分も書いたシナリオをディレクターさんに修正してもらいました。納期スケジュールの都合上、「ここを修正してください」ではなくて「ここをこういう理由で修正しました」とコメントに留まりました。
事後報告なので修正によるダメージは少なかったです。でも、自分の成長を考えたらやはりフィードバックを基に自分の手で修正したほうが良いのだと思います。精神的ダメージは大きそうですけどね…。
作品をより良くするためには修正は不可欠な作業。そう考えたら修正にビビる必要はないはずです。作品が良くなるんだから、むしろありがたいと思うべきです。
映像では編集の方も全力かつ真剣に作品のことを考えていました。だからこそ、漫画家も直しを素直に受け止めていました。
編集の方は修正ポイントは人それぞれでしたが、どの編集者も読者目線を気にしていました。テーマがどうこうよりもテーマが伝わっているか、漫画家の伝えたいことが伝わっているか、という目線で修正を漫画家にお願いしていました。編集は最初の読者とはよく言ったものです。
自分も書いているときはユーザー目線でセリフを考えているけど、指摘されて初めて「あっ…なんで気づかなかったんだろう」「これじゃ伝わりにくい…」とミスに気づきます。
多分、どんなすごいクリエイターの人でもその視点だけでは伝わりにくくしてしまっているところがあるのだなあ、と思います。
シナリオには客観的視点が必要不可欠。
作品のためなんだから直しにビビるな。ビビッて筆を鈍らせるな(これを一番自分に言いたい…)。
直しを当たり前の作業と思えれば少しは筆が進むのが速くなるのかな、という備忘録でした。
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