第5話 心の動きや感情を見逃さない
とあるキャラのキャラストを書いているこの頃。イベントシナリオより分量が少なく、制限もあまりないため自由に書けるのでけっこう楽しい作業だ。
で、書いていて思ったことがモブのセリフが多くて主役となるキャラのセリフが少ないということ…。
主役キャラが何かして、どこか行って、それに対してモブと出会い、ストーリーが進む。ここまでは良い。
問題はその先。モブのセリフと行動でストーリーが進んでしまうのだ。主役キャラは何もしていないわけではないけど、モブより影が薄くなってしまっている気がする。
主役にセリフを言ってもらってストーリーを進めたい。主役に行動してもらって問題を解決してもらいたい。だけど、そうなっていない。
なぜ…?
そこで考えたのが主役が抱いたであろう「感情を見逃さない」ということ。
ヒントはあるバラエティー番組。
ある芸人さんが言った「どういう感情で進めればいいのかわからない」という一言。ボケるにしろ、ツッコむにしろ、感情に対して嘘偽りがあったら笑いが起こりにくいらしい。芸人さんにとって笑いとは作るものなんですね。
また、ある俳優さんの言った「設定に忠実になって役作りするのか、デフォルメして役作りするのか、どっちでもいいんだけど心が入ってないとダメなんだよね」という一言。
当たり前の話ですけど「キャラの心や感情」って大事ですよね…。
多分、早く書き終わらせたいと思うあまりストーリーをモブに任せっきりにして「主役キャラの心の動きや抱いたであろう感情」を作者である自分が見逃してしまっているのではないか、と問題の原因に当たりをつけています。だから、主役キャラのセリフが少ない…のかな?
わかんない。でも、他に思い当たることがないし、ライターとして駆け出しなのだからとにかく「心の動きや感情を見逃さないよう」丁寧にキャラを観察してみようと思います。
ここまでお読み頂き、ありがとうございます。
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