第13話 先生だって人間

 お久しぶりです。久々に書く気力が起こったので書こうと思います。毎度のことながら文句ばかりですけれど。

 

 昨今は教師不足が問題とされ、今年から教師の免許更新の必要がなくなりました。


 しかし、これに反対する親が半分を超えているそうです。教師の質が落ちる、だの、子供達の教育に悪影響を及ぼすだの。


 身近に教員の知り合いを持つ私として言えることはただ一つ。


 じゃ、あんたらが、やってみなさいよ。


 教師の質が落ちると思うのならあなた達が教師になるなり、家での学習を充実したものにするなり努力をしなさいよ。自分達がまずそう言う努力をした上でそう言うことを言いなさいよ。と、思うわけです。


 教師の平均残業時間を知っていますか?100時間ですよ。過労死レベルです。私の知り合いの教師は通常の業務に加え教員の組合に参加しなくてはならず、その日の帰宅時間は夜の10時過ぎ。そうでない日も組合の日の分の仕事があるため早くても8時帰宅。


 それに加えて部活動の顧問や、朝早く登校してくる生徒のために同じように早く出勤したり。部活動は休日もあり、その分の給料はほとんど出ません。ボランティアです。運動部になってくると審判の講習を受けなければならない場合があります。その場合の講習費は全部教員持ちです。部活動の顧問をしたくて教師になったのならともかく、そうでない場合はかなり辛いのではないでしょうか。


 これを知ってもまだ教員の免許の更新が必要、部活の外部委託に反対、だなんて言えるでしょうか。そんな人はもう理想の国に行けばいいんです。少なくとも日本ではないどこかに。


 教員を増やしたいのなら、適正な教育を子供に受けさせたいのなら、まず親の認識、現場のことを何も知らないお偉い様方の考え方を変えるところからです。


 教師はロボットじゃない。人間なんです。

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