第12話 SPYAIR ありがとう。

 昨日のことですが、SPYAIRというバンドのボーカル、IKEさんが脱退・退社したことが発表されました。


 私がSPYAIRと出会ったのは「銀魂」というアニメが最初でした。「サクラミツツキ」という曲を聴いて、「え、これ誰が歌ってるの!?」と調べたところSPYAIRと発覚。これ以前にも「サムライハート」などで銀魂の主題歌を歌っていることがわかりました。


 私の中で銀魂の主題歌と言われて真っ先に出てくるのはSPYAIRだし、いつだって前を向きたい時に思い浮かぶのもSPYAIRです。


 特にサムライハートにはたくさん助けられてきました。自分がどうしようもなく嫌になった時、道を見失ってどうすればいいかわからなくなった時。

『Hey Hey 応えて 誰かいませんか?

 ずっと探しても答えないや

 Hey Hey 僕だけが僕を作るから

 泣いたって笑って憎んだって愛して生きていこう

 Hey Hey サムライハート』

 この一番サビ部分がより力強く、私の背中を押してくれます。どこを、誰の中を探しても答えも正解もない。それらは自分の中にある。自分で作り出すしかない。だからどんなに辛い結果に泣いても、自分の立っている場所を憎んでも、最後には笑って今ある状況も、嫌な自分も愛して生きていこう。そんなふうに勇気づけられているような気がします。


 そんな、もはや私を形成する一部とも言えようSPYAIRが今までの形でなくなるというのはかなりショックでした。SPYAIRがなくなるわけではない。IKEさんを除く3人はSPYAIRとして活動をしていくらしいのですが、私の中ではやはり4人でSPYAIRなので、どうしてもポジティブに考えられないところもあるんです。


 でも、IKEさん本人、SPYAIRの皆さんが考えて考えて決断した結果がそれなら、それを尊重し、応援するべきなんだって割り切っています。今まで私の背中を押し続けてくれたんだから、今度は私の番だって。


 私はこれまでも、これからも、IKEさんをはじめ、SPYAIRが大好きです。これからも励ましてもらうし、応援します。


 IKEさんの病状が少しでも早く寛解に向かうことを心の底から願っております。いつか、またIKEさんの声でSPYAIRの曲が聴ける、そんな日が来ることをわずかに期待しながら。

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る