第34話 ここまでの登場人物

 ラルフ 


 年齢 16歳 

 性別 男

 セクター4のスラム街の住人

 腐った食べ物、虫など、どんな物でも平気で口にする。

 その姿はまるでドブネズミのようだと「ドブネズミのラルフ」と呼ばれていた。

 8歳の時、母と死別し、そこからは1人で生き抜いて来た。

 10歳になってから「開拓者」を志し、開拓者登録に必要な1000Jを貯めようになる。

 紆余曲折を経て、ついに開拓者となる。

 生きるために必要最低限の栄養しか摂取しておらず、容姿は12歳くらいの少年に見える。

 また容姿が汚いために何かとトラブルに巻き込まれる。

 戦闘は極力避けている。

 そのため戦闘能力は乏しい。

 その反面、逃げ足は速い。


 ルー(シンシア)


 年齢 17歳

 性別 女

 アルフォニア王国の王女。

 容姿端麗であり、金色の艶やかな長い髪は自慢の髪。

 多くの民から愛される存在。

 一片も曇りのない青空のように純情…であった。

 ラルフと出会い、真実を知り、「疑い」を知る。

 ラルフに対し、途方もない罪悪感を抱いており、同時にとても尊敬している。

 王女としての立場を捨て、またシンシアの名も捨て、ルーという名で生きて行く事を誓う。

 戦闘経験は豊富でアルフォニア騎士団ではレオナルドに次ぐ実力の持ち主だった。



 レオナルド


 年齢 25歳(くらい)

 性別 男

 アルフォニア騎士団、副団長

 己は己のために存在しているのではなく、国のために存在するという考えの持ち主。

 まさに騎士道をそのまま生き写したかのような存在。

 王妃の命を守るため、シンシアの笑顔を守るため、大きな罪を犯す。

 ラルフにとっては因縁の相手でもある。

 アルフォニア騎士団では副団長を務め、実力は騎士団の中で一番の強さを誇る。



 イリーナ


 年齢 27歳(くらい)

 性別 女


 開拓者ギルド職員

 長身のモデル体型。

 仕事をそつなくこなす事が出来る上、親身になって接する事が出来る。

 同僚からは尊敬されて存在である。

 また、人嫌いのラルフが心から気を許せる存在でもある。

 人を見た目で判断しない分、どんな目上の存在であろうと嫌う。

 ちなみにメディーナ家のロンとギルド長が嫌い。



 ハワード・ド・アルフォニア


 年齢 40歳(くらい)

 性別 男


 アルフォニア王国の国王。

 シンシアの父でもある。

 王妃を亡くしたが新たに妻を娶るつもりはない。

 そのため、子供はシンシア1人のみ。

 後継者問題を抱えるが、本人は至ってそこまで気にしていない。

 王として、時に気丈に振る舞うが、根は優しい男。



 第四セクターの少年3人


 年齢 8,9歳

 性別 全て男


 以前はラルフの事をバカにしていたが、食べ物を分け与えてもらってからは一切バカにする事は無くなった。

 また、ラルフのおかげで孤児院に入る事も出来た。

 以前は生きるために盗みを働いていたが、孤児院に入ってからは一切そのような行為はしていない。

 ラルフのような男になりたいと思っている。



 ロン


 年齢 16歳(くらい)

 性別 男


 メディーナ家の第二階貴族であったが、貴族では無くなった。

 自由気ままに自分勝手な行動をする。

 全ての事に対し、自分に非はなく、他のところにあると思っている。

 そんな調子で生きてきたため、貴族で無くなってからは誰一人として助ける者はいない。

 今は生きているか、死んでいるかも分からない状態。



 キーアイテム


 王家の指輪


 ハワードが指につけていた指輪。

 ホープ大陸に存在する4つの国それぞれに王家の指輪が存在する。

 代々受け継がれていく大切な指輪。

 

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