第7話
日々のお昼の放送は月曜日~金曜日の5日間を先輩達に付いて教わりながら徐々に実践に移すことになり8名でチーム編成を組むことになった。
Aチームは副部長の相原由紀、落合悠人と彩の3名で月曜日と水曜日を担当。
Bチームは泉瑛太、水野春香と美玖の3名で火曜日と木曜日を担当。
Cチームは部長の大野洸と白石亮の2名で金曜日を担当することになった。
「はーい、それではこれからそれぞれチームに分かれて打ち合わせをして下さい」
部長の合図でチームごとに分かれて話し合いが始まった。
「Aチームはこっちに集まって」と副部長が手招きする。
3人が集まると
「俺、落合悠人。みんなからユートと呼ばれてるのでユートでいいからね」
「は、はい、ユート先輩」と彩。
「ユートはズケズケ来るけど気はいい子だから」と副部長。
「由紀先輩、それはないですよ。シャイで優しいユートって言ってくれなきゃ」と悠人が笑う。
「副部長、ユート先輩、宜しくお願いします」と頭を下げる彩に
「私の事は副部長っていうより名前で呼んで欲しいな」
「じゃあ、相原先輩でいいですか?」
「いや、由紀がいいな」
「じゃあ、由紀先輩でいいですか?」
「うん、それがいいかな。松本さんの事は彩ちゃんでいい?」
「おぉ、いいね。俺も彩ちゃんと呼ばせてもらうぜ」
「あ、はい」
「よーし、決まった。何でも分からないことがあったら俺に聞いてよ。手取り足取り教えちゃうよ」
「ユート、調子に乗らないの」と由紀が悠人の頭をポンと軽く叩いた。
彩は笑いながら悠人先輩はちょっとチャラいけどなんか楽しいチームになりそうと思った。
それからしばらく3人で色々話し合いお昼の放送の企画を練っていった。
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