第2話 今世の指針

     ー夢の中でのことだったー

 謎の声「やぁ!ニートくん!君にこの世界の説明をしよう!」

 ニート「?!、こ、言葉が頭に直接伝わってくる。なんだこれキモ!」

 謎の声「キモとはなんだねキモとは。まぁこれは一種のテレパシーといえばわかるかな?」

 ニート「あのー。やめてくれません?エ◯パータイプかなんかなんですか?」

 謎の声「いや、いろんなとこから怒られそうだからエ◯パータイプとかいうのやめて欲しいんだけど」

 ニート「エ◯パータイプみたいなことしてるからエ◯パータイプって言って何が悪いんですか!エ◯パ…」

  謎の声の主は一瞬で声オーラが変化しロックで筋肉質な絶対王者感をかもちださせながら

 謎の声「おい、とりあえず黙って聞いてろ!クソニート」

  まるで蛇に睨まれた蛙のような気分でこう答えた

 ニート「は、はぁい。」

  謎の声の主は様子を取り戻し、優しい声に戻った。

 謎の声「さて、君がこの世界ですることなんだけどぉ〜めんどくさいから君の脳内にこの映像を送っちゃうね!」

  ーそうして脳内に現れたのはー

 1、魔王ダリウスを倒すこと。

 2、最高の称号を得ないこと

 ニート「1個目はわかるけど、2個目は?よくわからないのだが」

 謎の声「そのうちわかるさ!ピピピ、10秒後にこの会話は消去されます、、」

 ニート「おい!ちょっと!」

        ー目覚めの朝ー

  朗らかな朝日と共にニートの目が開く

 ユリカ「ニセル、ニートそろそろいく準備はできた?」

 ニセル「おう!行くか!」

 ニート「できたけど、どこに行くの?」

 ユリカ「ニートの8歳の誕生日だもの、能力診断に決まってるでしょ!!」

 ニート「おぉぉぉぉぉ!やっと異世界もの的な展開キタぁぁぁぁぁぁ!」

 ニセル「イセカイテン..?なんだそりゃ、とりあえずいくぞー」

 ニート「おー!」

  向かったのは王都にあるキルギヌス修練学校であった。ここは9歳にから15歳まで、子供たちが己の能力を伸ばし、教育を受ける場所である。この世界には魔法、剣術、呪術、化学、神聖術、想術がある。子供が8歳になると各王都で子供の能力診断を行うのだ。ここで才能の基礎がほとんどが決まると言っていい。

 ニート「うぁぁぁ!でかぁぁ!」

 ユリカ「これはね想術と魔術によって、現実が拡張されているから、本当はない空間が作り出されてるからこんなに大きいのよ!」

 ニセル「ユリカ、ニートにはまだ難しいよ!」

 ユリカ「それもそうね!さ、行きましょ!」

 一行はキルギヌス修練学校に入り、能力診断の順番を待った。周りにはいろいろな子がある。獣属の子やエルフ、龍族や、もちろん人間もいる。誰もが偉大すぎる場所に圧倒され、如何なる種族の子供でも唖然としていた。

 ニート「人多すぎ!こんなにいるのか!あ、あの子…」

  ふと目に止まったその子はあまりにも美しく、まるで天使のようだった。ニートはその子から目が離せなくなっていた。

 ニセル「ほらこの先からは一人で行くんだ!父さんたちはここで待ってる。行ってこい。」

 その言葉でニートは我に返った。

 ニセル•ユリカ「あなたの未来に幸あらんことを」

 ニート「あ、うんそれじゃあ行ってくる!」

 ニート「あの子とまた会えるかな?」

 そう心の中で呟いた。

 シールス「次!ミシェル=ニート!前え進んでください!」

 ニート「はい!」

 ニートは潔く返事はしたものの、ずっとどうやって能力診断するのか心配でいた。改造手術でも受けるのではないかと考えてドキドキしていてもたってもいられない気持ちであった。

 シールス「この椅子に座ってください。座るとあなたの能力の属性の色に光ります」

 ニートは不安ながらも椅子に座り、少し待った。

 シールス「あなたは白です!」

 ニート「白ってなんだ?まさかレア属性だったり?」

シールス 「白は、全属性に体制がある代わりに全属性にほぼ効果のない属性です。ある意味レアです。」

ニート「うっ、まじかよー、ついてないなぁ」

 シールス「属性だけが全てではありません。努力すればきっと良い結果が着いてくるでしょう!また固有の能力も近いうちに開花すると思います。それによっても大きく変わりますよ!」

ニート「なるほど、じゃあ頑張ります!」

…「あの子も白属性..」

ー次回、新たな出会いー

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転生するので来世のパラメーターをラブコメ要素に注ぎ込んだ結果 @kuraki_ayumu

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