神の手違いで死んだ俺のチート異世界日記~第9話

「え??お前俺ちゃんのこと覚えてないのか!?」当たり前だ。前世でもこんなdebu見たこと無いぞ...「おん。てゆーかまず名乗れよ!」とりあえず名前を聞いてみることにした。(名前さえ聞けばなにか思い出すかも…!)「俺ちゃんはな…あの天下の王様、ヴァンスって言うんだぜ!」え??なぜか聞いたことのある名前だった。頭をフル回転させても、最後の最後、大切な記憶のカケラが戻らない。後一つ。一生懸命俺は頭の中で「カケラ」を取り戻そうと必死だった。もう少し。後数ミリ。(届いた!)

やっと記憶が戻ってきた。ぐんぐん記憶が戻ってくる。「お前は…!ヴァンス!我が友よ!!」昔の記憶が嫌になるほど体の中から今にも溢れ出しそうな程蘇った。「記憶が戻ったんだな!良かったよオオオ」ヴァンスは今にも泣き出しそうだった。ヴァンスは前世の頃一緒に遊んだり、同じ高校に行ったりした仲だ。ん??待てよ??

「なんでお前ここに居るんだ!?」え??なんでって、気がついたらここだった。なんか神みたいなやつが…」どうやらこいつも俺と全く同じ目に合ったらしい。更に俺と同等なチートも授かったとか。「はあ。あの神は何をしてるんだ…」そう呆れながらもヴァンスと再開の喜びを共感しあっていた。

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