神の手違いで死んだ俺のチート異世界日記~第6話
「バアアアアアン」セルフ効果音と共にドアを丁寧に開いた。まず最初に目に写ったのがいかにもラスボスっぽいレベル999のモンスターと、それに取り憑かれている王女、止めようと頑張ってくれた兵士たちの死体が無残にも散らばっていた。相当エグい殺り方をしている。本来くっついていなければならない部分が離れ離れになっており、背中には引っ掻き後があった。レッドカーペットのような血の床。正直鳥肌の中でも一番強いのが出たと思う。「うグッ」更に中は激臭。まともに嗅いでいたら今頃失神していたかもしれない。だが、俺はチーターだ。こんな雑魚には負けない。そして負けたくもない。剣を取り、早速切りつけた。だが切られたところはすぐさま再生。「うわ…マジかよ…」思わず本音が漏れてしまうほどだった。
物理が効かないとなると魔法でしか勝ち目がない。考えろ俺。5秒考えた末、「ん?」今一瞬頭の中に何かがよぎった。「あっそうか!剣に魔法つけちゃえば良いのか!」最強クラスの憑依型魔法を選び、早速剣に付けてみた・「ウオオオッッ」爆発音と共に剣が輝き出した。「おお、かっけえええ」子供の夢のような剣の誕生だ。「さ〜て、早速1斬り参りますかっと」右手には剣、左手にはポリッツ。(ポリッツとは、異世界のポテチのようなものである。味は現実世界の10倍美味くなっている。)「パリッ」ポリッツを食いながらザクザクと雑魚キャラを倒していく。「はあ。もう諦めたらどうだ?お前の力を消耗するだけだぞ。」だが相手は無限に雑魚キャラを量産していく。コイツラの中には時限爆弾が埋め込まれているのだが、俺の前ではハエ同然。痛くも痒くもない。「そろそろ決めますか。」そう言い放ち剣を頭上に上げ一気にモンスターの頭に振り下ろした。「ギエエエエエエ」クリティカルヒットを決め、モンスターは盛大なる断末魔を放った。
「ゴゴゴゴゴゴ」王宮が崩れ始めた。急いでテレポートしようとしたがなにかの力に縛られ使えない。走るしか無かった。「ハアハア」なんとか出れたが王宮は全壊、周りにはそいつの手下と思われるドラゴンたちがうじゃうじゃ居た。「スパパパパアンッッ」一瞬で沈め俺はテレポートで本拠点へ帰還した。
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