神の手違いで死んだ俺のチート異世界日記~第2話
「ピーンポーン」「はーい」返事したのとおじさんたちがドアを壊すのが同じタイミングだった。「バアアアアン」「は??」「おいこらァさっさと借金返さんかァ」もう意味が分からなかった。情報量の多さが尋常じゃなかった。
ん?待てよ?借金?俺はしたこともないししようともしていない。てか誰だこのおっさんら!?久々に色々考えすぎて頭がパンクした。「てか誰ですか?!」とっさにそう答えた。
その言葉を放ち、ふと外をみた後、俺はとんでもないことに気がついた。奴らの後ろに”ヤクザ様”がいらっしゃった。「あッ\(^o^)/オワタ」もう怖くて失禁寸前だった。
一応事情を聞かせてくれるとのことだったので聞いてみたら酷いのなんの。
パチンコで負けた弾みで借金したとかお前の友達が俺を借金跡継ぎ代理人(300万)にしたとか。パチンコはしないしそもそも友達おらんし。…なんか涙も出てきた…
そんなかんなでまた事情を聞きに来るから。と言い残しそいつらは去っていった。ドアはズタズタに蹴られ終わった。
それからはめちゃくちゃだった。あいつらは毎日夜9時に一秒も遅れずにインターフォンを鳴らしてくる。うるさすぎるし無視したら「オラオラ」言いながら怒りだすしで最悪だ。だけど少し普段とは違う出来事づくしで案外楽しかったりするもんだった。
あいつらが来てから早一年。あいつらは未だにやって来る。一方、俺はやつらに負けないように毎日筋トレをしていた。「努力は裏切らない」そう頭の中で何回も何回も唱えひたすら筋トレをし続けた。その結果今はヤクザと対等に争える筋力を身に着けた。もう人生満足だった。もう思い残すことは無い。そう思った瞬間、急にクラッッとしたんだ。それで気がついたら天国?とは言い難い真っっっ白な空間に出た。「あっ俺は死んだのか…」そう思ったほど真っっっっっ白だった。周りを見渡してもなにもない。「え??ここどこ?」混乱オンパレードのまま時は過ぎ去っていった。
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