第2話 肌質のみならず......
敏感なのは、触覚ばかりでなく、視覚もLEDなどは目に突き刺さるように痛く、夕~夜間は車のライトも辛くて目を開けられず、量販店などは地獄だ。
嗅覚も鋭く、小の方で、食べた物が分かるほどで、煙草の臭いもかなり離れていてもすぐ気付き、喘息持ちだから、かなり離れて歩くか、息を止めて走って追い越す事で自分を守る。風向きによっては、隣接する住宅の柔軟剤臭で吐き気を催す。娘の給食係の他の家の人工香料の染み込んだエプロンやキャップのアイロンがけも苦しくて仕方ない。
味覚は他の人々と比べる事は難しいが、味蕾は健康だから、多分、味覚も敏感なはずで、これは、色気より食い気路線の自分の性に合っているのが嬉しい。
何より、聴覚。
聴こえの良さ悪さというより、苦手な音と好きな音が、かなりハッキリと境界線が有り、苦手系な音を聞くと、頭と心臓の辺りが痛くなる。騒音が苦手過ぎて、ゲームセンターに近付けない。
そして、普段から、色んな音色の耳鳴りが賑やかに聴こえている。エネルギーの高い場所、高い物の近くでは、キラキラと煌めくような美しい音色が左耳に響き渡る。これも、自分の感覚の中では癒しに属している。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます