第3話リコ

深夜2時約束のコンビニに俺は

カッコいい俺のハーレーに乗って待っていた


リコに連絡して

オレ、バイクだからと言うと


私、白い車。

さーと、白い車が駐車した

静かな車

外車だった。しかもカッコいい

車の中も、スマホ用品位で

余計なものはない。

キャラクター物などぶら下がってない


車から降りて来たリコを見て


俺の自信がポキッと折れた感じがした


アルバムの子で間違いは無い

化粧が濃いわけでも無い

だけど

雑誌から出てきたみたいに綺麗だった

コンビニから出てくる男達が皆

振り返って見た。


はい。はじめまして

顔の知らない私の彼氏。


リコは言った

動揺もせず、


動揺してるのはオレだった。


オレの見た目に一切感想を言わない


カッコイイねと言われるとばかり思っていた俺は


綺麗だね、の言葉を飲み込んだ


調子が狂う、。


深夜のファミレスに入った


おなか空いたな。仕事疲れたし


と、リコが話した。


今まで仕事?と聞くと


うん、キャバ嬢だからね。


リコの雰囲気や立ち振る舞いがこの一言で納得できた。



お酒は?平気なのか?と聞くと


私飲まないからと。


いやでもお酒飲めないと仕事大変なんじゃ?と聞くと


私のお客さんはお酒を飲みに来てるわけじゃないの

私に会いにきてるの。

とリコが言った瞬間、嫉妬の気持ちを感じた。

彼氏になったけど

俺だけの人じゃ無い気がした

俺だけのリコにしたい。

朝まで、お互いの事を話した。

リコは終始、言葉が綺麗で仕草も綺麗だった

朝日が登る頃リコは帰って行った。


俺は、知ってる限りの女に電話した

会いたいや、好きを聞くために

ポキっと折れた自信を取り戻したかった。

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