第2話卒業アルバム
先輩は高校をちゃんと卒業していて
真面目に1人の女と付き合いだした
暑苦しい夏
女に困ってないけど
充実感は無い、
1人の女にハマるなんて想像も付かないし
やりたい事も特にない
暇つぶしに
先輩の卒業アルバムを見て、楽しそうな制服姿の写真を見てたら、ちゃんと学校行っておけば良かったかな?なんて思ったりもした。
可愛い子いないかなあ
そう思いながらページをめくっていた
ふと、目に止まった子が居た
肩くらいのストレートの黒髪
スカートは短く
髪はアルバム用に黒く染めた
気の強そうな子
先輩に
この子誰?と聞いた
あーリコちゃんな
だいぶ年上のなんか外車に乗ってる
イカツイ彼氏がよく学校に迎えに来てたな
別れたらしいけど、
お、なんか面白そうだ
先輩連絡先知らないんすか?
知らねーよ
あんなイカツイ彼氏居る子に聞けないだろ?と、
知ってる子いないんですか?
あの、ルイちゃんなら仲よかったから知ってるんじゃない?
リョウ、ルイちゃんの連絡先知ってるだろ?
ルイか、、最後に会った時泣かせたな、俺
微妙に気まずい
よし。
俺は直ぐにルイに連絡した。
ルイは教えるのを渋った
ルイは、彼女ではない、やるだけの女だった
ルイに無理矢理聞いて
いきなり電話した
もしもし?
と大人っぽい声で電話に出た
あの
始めましてオレ、リョウ。
同じ高校だたんだけどすぐ辞めちゃって
俺はリコちゃんの一個下なんだけど。
先輩のタツさんの卒アル見て
可愛いと思って電話した!
リコは
はあ?
と言っただけ
オレと付き合って!
自信満々なオレは躊躇なんてない
あのー
顔しらないんだけど、、
リコが面倒臭そうに答えた
顔知らないで決めて欲しい
電話した勢いと
オレの話しの雰囲気で
顔を知らないで決めてよ
オレは見た目でチヤホヤされるのに飽きてた
見たら付き合うに決まってる。
リコは、半笑いでなにそれ?
と、答えた
良いからとりあえず付き合って
会ってダメなら即!振っていいから
と、オレは食いついた。
余裕だった
リコは
変な奴、、と笑って
良いよ。彼氏いないし
と、答えた
内心、顔も分からないのに付き合うのかよ?
変な奴じゃんお前もと、思った
今週末金曜の夜会えない?と聞くと
深夜2時でもいい?と
は?遅くね?と思ったけど
2時ね
分かったと言って
電話を切った。
タツさん
リコってどんな子なの?
タツさんは一言
ミステリアスな感じ?
と
答えた
なんだかさらにワクワクしてきた。
惚れるだろうなー
そして顔を知らないで、と言ったオレの強気
自分に酔いしれていた
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