第5話 僕らの世界に天使が舞い降りた
我が家に天使が舞い降りた。
「僕、洗礼者ヨハネ」と嘘を言った堕天使たちの名前を紹介する。人間じゃないくせに人間を装う不届きものたちなので、これからも要注意である。
ミカエル
僕のことをブラックだって言う人たちに言いたい。それは洋服の色の話ですよね?僕のこと本当はいい人だってわかっていますよね?僕がブラックって言葉に敏感なだけだとわかっています。ではどうしてこんなに悩んでいるかといえば、人間というものはいつだって両面テープのように、、、本業が忙しいのでこの辺で。
ガブリエル
産婆さんという言い方を今の若い人たちがどれくらい知っているかわからないが、私は産婆さんのような存在です。チョッキという言い方がどれくらいの若い人たちが知っているかわからないが、私は冬場はセーターではなくチョッキを愛用しています。パソコンは最近覚えました。この文章は代筆してもらっています。本来なら、、、(文字数制限がありますので、編集させてもらいます。ごめんなさい。)
ウリエル
子供がふたりいます。ワークライフバランスというものが最近のテーマです。旦那はガソリンスタンドの正社員です。嘘です、会社員です、たぶん。私はそう申告されているのでそう信じています。息子たちのテストの点数もまた信じています。信じるものは救われるからです。アーメン。
ラファエル
私に任せておけばだいたいのことはうまくいくと妙な期待を受けているので出世を拒んでいます。出世が全てではないし、結婚が全てではないし、仕事が全てではない。では何が全てか?お酒です。ガソリン、栄養ドリンク、日々の糧。もうパンなんかいらねえじゃねえかな?ありがとうございます。ラファエルです。
サグラダファミリアは今日も元気です!
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