その日…。

ラブは、パフェにも手を付けず終いに鈴木社長とカフェを後にした。


強く抱き寄せてからの…鈴木社長は、少し面持ちが違って見えた。

真っ白のベンツは

いつしか大通りを走り…タワーホテルの駐車場にいた。鈴木社長は言葉数が少なかった。


ラブは鈴木社長に助手席のドアを開けてもらい…手を取り…ラブはゆっくりとピンヒールを地面におろした。

タワーホテルでの受け付けで…鈴木社長は慣れた様子で部屋を一室…

翌日までの時間を借りた。


途中エスカレーターで…他に居合わせた客も…

居なかったので、鈴木社長は、後ろからラブを

力強く抱き締めた。


ラブのアゴを後ろに向けさせて…唇を重ね合わせた。

高層ビルのタワーホテルの最上階の一室……。

部屋の鍵を、鈴木社長が差し込むと…


ダブルベッドが一つあり…後はルームサービスが取れる状態になっていた。


ラブの心は揺れていた。

和希の事も、正直気にかかる……ただ、あの時の事は、愛情ではなくて……

ただの情だったかも、知れない。和希とは…


~ただの、セックスフレンド?~

ラブは思考がグルグルと回転していたが……


次の瞬間……鈴木社長に、ベッドに押し倒されていた。

ラブは和希との行為よりも…なぜだか燃えた。


鈴木社長には、奥様や娘さんが居て……幸せそうに見えていたけど、

鈴木社長は、ラブには余り家庭の事は…

話したがらなかった。


鈴木社長はスーツをビシッと決めたまま、

ラブをベッドに寝そべらせて…ラブの耳元から首筋にかけて…

唇を這わせていた。同時にラブの…

ブラジャーの中にも手を入れて…先端にある


敏感な部分を、鈴木社長は指先で、もてあそんだ。

ラブは次第に吐息が激しくなり、鈴木社長の名前を吐息混じりに、ラブも求め出した。


鈴木社長は何度も…ラブの体を

熱くさせては…キスを続けた。舌を絡ませ、鈴木社長は指先をラブの…

ヘソより下を…はわせていた。


下着に到達すると…ラブは恥ずかしがった。

鈴木社長は、ラブの耳元で…

『ラブ…ガマン出来ないの?グチュグチュだよ?』


『こんなに濡らして……悪い子だな?(笑)』

鈴木社長は、ゆっくりとラブの様子を見ながら…


鈴木社長は、スーツを脱ぎ出し…その鍛えられた逆三角形の体を…


ラブの体に絡ませた。

ラブは、耐えかねていた。『も……もぅ。はぁっ……鈴木……社長、んんっ……はぁっ。』


鈴木社長はラブの腰を…持ち…上半身を起こした。


ラブが叫ぶ…。

『あ!あぁんっっ!』

お互い上半身を起こしていた。ラブが、

嬉しそうに腰を動かす…。

『す、すきよ!あぁん!』

『俺も…好きだ。くっ!』

リズミカルな腰の動きは…やがて絶頂を求めて激しくなり、


『あぁん!いやっ!あぁん!っ!あ……。』

ラブは、ベッドにドサッと力尽きてしまった。


その時……鈴木社長は、ラブを… 恋人とやらに、渡したく無かったので…

ラブの中に…思い切り出したのだ。


ラブが妊娠したら、鈴木社長は責任を取るつもりだった。


鈴木社長はラブとの行為は、癖になる程…

気持ち良かったと…いつしか


『ラブを離したくない。』とまで思っていた。

ラブが失神していたので…ほっぺたを軽く叩く…。


ラブのスマホを何気に、見ると……

見慣れた男性とのツーショットのプリクラが、

裏側に貼ってあった。


鈴木社長は、思った。


『男の勝負と……行こうじゃない?楽しいね♪俺には…コイツに負けない自信はあるな……。ふふっ……』


タワーホテルの最上階の窓から…

鈴木社長は下界を眺めながら…タバコに火をつけた。


しばらく思案した結果、ラブを海外へ一緒に連れていこうか……?


と鈴木社長は思うのであった……。

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