第2話 入学式

 ホールに向かうと沢山の新入生と思われる人達が座っていた。

 それにしても広いホールだな、思っていると

「 竜人君早く座りましょう」と言われたので適当な席に座ることにした。


 座って数分待っているとステージに誰かが上がって来て、マイクの前に立つと喋りだした

「皆さんこの都坂軍事学園への入学おめでとう、私がこの学園の学園長、都坂 要です。突然ですが皆さんこの学校のできた理由は知っていますか?」

 そう訪ねてきた

「この学校は戦争に出ていく皆さんを立派な軍人にする為の学園です」

 と語りだした。

「この学校には、ブレイダー、ガンナー、マジシャンと3つの学科がある事は知ってるよね。皆さんにはこれからどの学科に入るか選んで貰います。自分の適正値を見て1番高い適正の所に入るもよし自分がなりたい学科に入るのも良し、今から朝校門の前で渡した生徒手帳に選択の欄を出すから選んでくれたまえ」

 そのように問いかけられたので僕は適正値が1番高かったブレイダー科を選んだ。

 優奈が何を選んだか気になるので後で聞いてようなどと考えていると

「選んだ者には自分が所属するクラスが映し出されると思うからこの入学式が終わったら映し出されたクラスの教室に行きたまえ」

 そう喋り終わった校長先生は気だるげそうにステージを降りていった。


 校長先生の話が終わり色んな人の挨拶を聞いた後、僕は席を立ち優奈と一緒にホールを出た。


 教室に移動中に気になっている事を優奈に聞いてみた。


「優奈はどの学科にしたの?」

 と、聞いてみると


「私は適正値は低かったんですけどマジシャン科にしましたよ、竜人君は何を選んだんですか」

 と、返されたので


「適正値の詳細は聞いてもいい?」


「良いですよ。私の適正値はブレイダーEガンナーCマジシャンDでしたよ。ちなみに竜人君の適正値はなんですか?」


 そう聞かれた僕は


「僕の適正値はブレイダーSガンナーCマジシャンEだよ。学科はブレイダー科にしたよ」



 と、答えた


「やっぱり竜人君は凄いですね!」

 そんな会話をしている内に教室の前に着いた。

 僕が教室に入ろうとすると

「竜人君も1部になったんですか?!」

 と嬉しそうな顔をして聞いてきた


「あ、クラスの話はしなかったね、その反応という事は優奈も1部?」

 と、聞いてみる


「はい、竜人君が同じクラスで良かったです」

 と、返事が返ってくる。

 そして僕は教室の中に入る。

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